TSW12D1620EVM-CVAL の特徴
- シグナル・チェーン、電源、広帯域レシーバを搭載した TI の包括的な宇宙定格ソリューション
- 広帯域の ADC12D1620QML-SP (12 ビット、デュアル 3.2GSPS またはシングル 6.4GSPS)
- 広帯域の完全差動アンプ LMH5401-SP (6.5GHz の帯域幅)
- ダイオード使用、ADC のリモート温度監視センサ TMP461-SP
- パワー・マネージメント (TPS50601A-SP、TPS7A4501-SP、TPS7H1101A-SP)
- マイコン MSP430FR5969-SP
TSW12D1620EVM-CVAL に関する概要
TSW12D1620EVM-CVAL は 1.5GHz 広帯域レシーバの評価基板 (EVM) であり、アンプ、A/D コンバータ (ADC)、クロック処理機能、温度センサ、マイコン、電源ソリューションを搭載しています。これらの IC はいずれも、セラミック・パッケージに封止したエンジニアリング・モデルです。このボードは、DC に近い周波数から 1.5GHz までの IF/RF 周波数のデジタル化に最適です。
アナログ入力パスには、6.5GHz 対応の LMH5401-SP をシングルエンドから差動に変換するゲイン・ブロックとして使用するオプションや、このアンプをバイパス (迂回) して ADC を差動信号で駆動するオプションがあります。このアンプの後段には、12 ビット、デュアル 1.6GSPS またはシングル 3.2GSPS の ADC12D1620QML-SP があります。これらの高性能部品をサポートするために、必要な電源、マイコン、温度センサの各デバイスを搭載しています。
TSW12D1620EVM-CVAL が搭載しているすべての主要デバイスは、セラミック・パッケージに封止した宇宙グレードを採用しています。この評価基板 (EVM) を直接サポートしているのは、TSW14DL3200EVM LVDS キャプチャ・カード (別売り) と高速データ・コンバータ Pro ソフトウェア (DATACONVERTERPRO-SW) GUI です。
差動入力の ADC を駆動するためにシングルエンドを差動形式に変換する外部回路として、バラン・ボードである ADC-WB-BB または ADC-LD-BB を使用することもできます。
TSW12D1620EVM-CVAL や TSW14DL3200EVM を、TSW12D1620EVM-CVAL GUI や DATACONVERTERPRO-SW と組み合わせると、RF 信号サンプリングやデータ分析に適した包括的なシステムを実現できます。