TSW12QJ1600EVM の特徴
- フレキシビリティの高いトランス結合型のアナログ入力により、多様な信号源と広い周波数範囲に対応可能
- USB インターフェイス経由で、使いやすいソフトウェア GUI を使用して 2 個の ADC12QJ1600-Q1 を多様な方法で構成することが可能
- 高速データ・コンバータ Pro ソフトウェア (DATACONVERTERPRO-SW) を使用すると、ADC の性能を迅速に評価可能
TSW12QJ1600EVM に関する概要
TSW12QJ1600 評価基板 (EVM) を使用すると、さまざまなフロント・エンド・オプションが利用できる A/D コンバータ (ADC) である ADC12QJ1600-Q1 を評価できます。ADC12QJ1600-Q1 は、4 個のアナログ入力チャネルを実装し、最大 1.6GSPS (ギガサンプル/秒) のサンプリング・レートで動作できる 12 ビット ADC です。
このデザインは、2 個の ADC12QJ1600-Q1 デバイスを同じプリント基板 (PCB) に搭載しています。このデザインを活用して、複数の ADC の同期動作や、確定的な待ち時間の実証、またはさまざまなフロント・エンド・オプション (AC 結合トランスや、LMH32401 を使用した DC 結合オプション) とこの ADC を組み合わせたときの性能テストを実施することもできます。また、このデザインはクロック処理方式を簡素化するために、1 個の ADC からもう 1 個の ADC に PLL のリファレンス出力 (PLLREFO+、PLLREFO-) をデイジーチェーン接続する方法も示しています。この結果、JESD デバイスで通常必要とされるクロック・ディストリビューション・チップを不要にすることができます。
TSW12QJ1600EVM の出力データは、標準的な JESD204C 高速シリアル・インターフェイス経由で送信します。
ADC12QJ1600-Q1 と LMH32401 は、使いやすいソフトウェア GUI を使用して制御することができ、多様な用途に合わせた迅速な構成が可能です。