JAJSQ68B April   2023  – April 2024 LSF0102

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2. 1 特長
  3. 2 アプリケーション
  4. 3 概要
  5. 4 ピン構成および機能
  6. 5 仕様
    1. 5.1  絶対最大定格
    2. 5.2  ESD 定格
    3. 5.3  推奨動作条件
    4. 5.4  熱に関する情報
    5. 5.5  電気的特性
    6. 5.6  LSF0102 AC 性能 (降圧変換) スイッチング特性、V‌CCB‌ = 3.3V
    7. 5.7  LSF0102 AC 性能 (降圧変換) スイッチング特性、VCCB = 2.5V
    8. 5.8  LSF0102 ‌AC 性能 (昇圧変換) スイッチング特性、V‌CCB‌ = 3.3V
    9. 5.9  LSF0102 AC 性能 (降圧変換) スイッチング特性、V‌CCB‌ = 2.5V
    10. 5.10 代表的特性
  7. 6 パラメータ測定情報
  8. 7 詳細説明
    1. 7.1 概要
    2. 7.2 機能ブロック図
    3. 7.3 機能説明
      1. 7.3.1 自動双方向電圧変換
      2. 7.3.2 出力イネーブル
    4. 7.4 デバイスの機能モード
      1. 7.4.1 昇圧および降圧変換
        1. 7.4.1.1 昇圧変換
        2. 7.4.1.2 降圧変換
  9. 8 アプリケーションと実装
    1. 8.1 アプリケーション情報
    2. 8.2 代表的なアプリケーション
      1. 8.2.1 オープン・ドレイン・インターフェイス (I2C、PMBus、SMBus、GPIO)
        1. 8.2.1.1 設計要件
          1. 8.2.1.1.1 イネーブル、ディセーブル、およびリファレンス電圧のガイドライン
          2. 8.2.1.1.2 バイアス回路
        2. 8.2.1.2 詳細な設計手順
          1. 8.2.1.2.1 双方向変換
          2. 8.2.1.2.2 プルアップ抵抗の値設定
        3. 8.2.1.3 アプリケーション曲線
      2. 8.2.2 混合モード電圧変換
      3. 8.2.3 単一電源変換
      4. 8.2.4 ‌V‌ref_B‌ < V‌ref_A‌ + 0.8V の電圧変換
    3. 8.3 電源に関する推奨事項
    4. 8.4 レイアウト
      1. 8.4.1 レイアウトのガイドライン
      2. 8.4.2 レイアウト例
  10. 9 デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 9.1 関連資料
    2. 9.2 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    3. 9.3 サポート・リソース
    4. 9.4 商標
    5. 9.5 静電気放電に関する注意事項
    6. 9.6 用語集
  11. 10メカニカル、パッケージ、および注文情報
  12. 11改訂履歴

パッケージ・オプション

デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。

メカニカル・データ（パッケージ｜ピン）
  • DCU|8
  • DDF|8
  • YZT|8
  • DQE|8
  • DCT|8
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

7.4 デバイスの機能モード

各チャネル (n) で、An または Bn ポートが Low になると、スイッチにより An ポートと Bn ポート間が低インピーダンス・パスとなり、対応する Bn または An ポートが Low にプルされます。スイッチの RON が低いため、最小の伝搬遅延と最小の信号歪みで接続できます。

デバイスの動作の概要を、表 7-1 に示します。LSF ファミリのデバイスの機能動作の詳細については、『LSF ファミリを使用した降圧変換』と『LSF ファミリを使用した昇圧変換』ビデオを参照してください。

表 7-2 デバイスの機能
信号の方向 (1) 入力の状態 スイッチの状態 機能
B から A (降圧変換) B = Low オン
(低インピーダンス)		 A 側の電圧はスイッチを介して B 側の電圧までプルダウン
B = High オフ
(高インピーダンス)		 A 側の電圧は Vref_A にクランプ (2)
A から B (昇圧変換) A = Low オン
(低インピーダンス)		 B 側の電圧はスイッチを介して A 側の電圧までプルダウン
A = High オフ
(高インピーダンス)		 B 側の電圧は Vref_A にクランプされ、VPU 電源電圧までプルアップ
(1) ダウンストリーム・チャネルは、低インピーダンス・ドライバを使用してアクティブに駆動しないでください。アクティブに駆動すると、バス競合が発生する可能性があります。
(2) A 側は、電流駆動能力を高めるために Vref_A までプルアップするか、プルアップ抵抗を使用して Vref_A よりも高くプルアップできます。「推奨動作条件」セクションの仕様に常に従う必要があります。