JAJSCG0A September 2016 – November 2016 SN65HVD233-Q1 , SN65HVD234-Q1 , SN65HVD235-Q1
PRODUCTION DATA.
モード: SN65HVD233-Q1、SN65HVD234-Q1、SN65HVD235-Q1デバイスのRSピン(ピン8)には、高速、勾配制御、低消費電力スタンバイ・モードの3つの動作モードがあります。ピン8を直接グランドへ接続すると高速モードの動作が選択され、ドライバ出力トランジスタは立ち上がり/立ち下がり勾配の制限なしに、可能な限り高速にオン/オフのスイッチングを行います。立ち上がり/立ち下がり勾配は、RSピンとグランドとの間に抵抗を接続して調整できます。この勾配は、ピンの出力電流に比例します。抵抗値が10kΩの場合、ドライバのスルーレートは約15V/μsで、値が100kΩなら約2V/μsです。勾配制御の詳細については、Feature Descriptionを参照してください。
SN65HVD233-Q1、SN65HVD234-Q1、SN65HVD235-Q1デバイスは、RSピンにHIGHレベルが印加されると、低電流のスタンバイ(リッスンのみ)モードへ移行し、このモードでは、ドライバのスイッチがオフになり、レシーバはアクティブのまま保持されます。ローカル・プロトコル・コントローラがバスへメッセージを送信する必要がある場合は、RSピンによりデバイスを高速モードまたは勾配制御モードに戻す必要があります。
ループバック(SN65HVD233-Q1): SN65HVD233-Q1デバイスのループバック(LBK)ピン(ピン5)がHIGHになると、バス出力とバス入力が高インピーダンス状態になります。内部的に、デバイスのTXD-to-RSパスはアクティブに維持され、ドライバからレシーバへのループバックに利用可能なため、バスに干渉することなく、自己診断ノード機能に使用できます。ループバック・モードの詳細については、Feature Descriptionを参照してください。
超低電流スリープ(SN65HVD234-Q1): SN65HVD234-Q1デバイスは、ENピン(ピン5)にLOWレベルが印加されると、超低電流スリープ・モードになり、ドライバとレシーバの両方の回路が非アクティブになります。デバイスは、ピン5にHIGHレベルが印加されて回路が再度アクティブになるまで、このスリープ・モードに維持されます。
オートボー・ループバック(SN65HVD235-Q1): SN65HVD235-Q1デバイスのABピン(ピン5)にはバス・リッスンのみのループバック機能が実装されており、ローカル・ノード・コントローラのボーレートをCANバスのものと同期できます。オートボー・モードでは、ドライバのバス出力は高インピーダンス状態になり、レシーバのバス入力はアクティブ状態に維持されます。コントローラのボーレート検出やオートボー機能を補助するため、内部的にTXDピンからRSピンへのループバックがあります。オートボー・モードの詳細については、Feature Descriptionを参照してください。