JAJA723A november   2022  – march 2023 MSPM0G1105 , MSPM0G1106 , MSPM0G1107 , MSPM0G1505 , MSPM0G1506 , MSPM0G1507 , MSPM0G3105 , MSPM0G3106 , MSPM0G3107 , MSPM0G3505 , MSPM0G3506 , MSPM0G3507 , MSPM0L1105 , MSPM0L1106 , MSPM0L1303 , MSPM0L1304 , MSPM0L1305 , MSPM0L1306 , MSPM0L1343 , MSPM0L1344 , MSPM0L1345 , MSPM0L1346

 

  1.   概要
  2.   商標
  3. 1MSPM0 製品ラインアップの概要
    1. 1.1 概要
    2. 1.2 STM32 MCU と MSPM0 MCU の製品ラインアップの比較
  4. 2エコシステムと移行
    1. 2.1 ソフトウェア・エコシステムの比較
      1. 2.1.1 MSPM0 ソフトウェア開発キット (MSPM0 SDK)
      2. 2.1.2 CubeIDE と Code Composer Studio IDE (CCS) の比較
      3. 2.1.3 CubeMX と SysConfig の比較
    2. 2.2 ハードウェア・エコシステム
    3. 2.3 デバッグ・ツール
    4. 2.4 移行プロセス
    5. 2.5 移行と移植の例
  5. 3コア・アーキテクチャの比較
    1. 3.1 CPU
    2. 3.2 組み込みメモリの比較
      1. 3.2.1 フラッシュの特長
      2. 3.2.2 フラッシュの構成
      3. 3.2.3 内蔵 SRAM
    3. 3.3 電源投入とリセットの概要と比較
    4. 3.4 クロックの概要と比較
    5. 3.5 MSPM0 の動作モードの概要と比較
    6. 3.6 割り込みとイベントの比較
    7. 3.7 デバッグとプログラミングの比較
  6. 4デジタル・ペリフェラルの比較
    1. 4.1 汎用 I/O (GPIO、IOMUX)
    2. 4.2 UART (Universal Asynchronous Receiver-Transmitter)
    3. 4.3 シリアル・ペリフェラル・インターフェイス (SPI)
    4. 4.4 I2C
    5. 4.5 タイマ (TIMGx、TIMAx)
    6. 4.6 ウィンドウ付きウォッチドッグ・タイマ (WWDT)
    7. 4.7 リアルタイム・クロック (RTC)
  7. 5アナログ・ペリフェラルの比較
    1. 5.1 A/D コンバータ (ADC)
    2. 5.2 コンパレータ (COMP)
    3. 5.3 D/A コンバータ (DAC)
    4. 5.4 オペアンプ (OPA)
    5. 5.5 基準電圧 (VREF)
  8. 6改訂履歴

基準電圧 (VREF)

STM32G0x と MSPM0 はどちらも内部基準電圧を備えており、内部ペリフェラルに基準電圧を供給したり、外部ペリフェラルに出力したりするために使用できます。

表 5-6 機能セットの比較
機能STM32G0MSPM0GMSPM0L
内部基準電圧 (V)2.048、2.51.4、2.51.4、2.5
外部基準電圧 (V)VDD < 2 の場合、VREF = VDD外部:1.4 ≤ VREF ≤ VDD外部:1.4 ≤ VREF ≤ VDD
VDD ≥ 2 のとき、2 ≤ VREF ≤ VDD
内部基準電圧の出力ありありあり
ADC への内部接続ありありあり
DAC への内部接続ありありなし
COMP への内部接続なしありなし
OPA への内部接続該当なしありなし
表 5-7 制御ビットの比較
STM32G0x VREFBUF ビットMSPM0 同等品
VREFBUF Bit3 (VRR)CTL1 Bit0 (READY)
VREFBUF Bit2 (VRS)CTL0 Bit7 (BUFCONFIG)
VREFBUF Bit1 (HIZ)該当なし
VREFBUF Bit0 (ENVR)CTL0 Bit0 (ENABLE)
サンプル / ホールド・モードの場合:CTL0 Bit8 (SHMODE)

MSPM0 VREF の場合、パワー・ビット、PWREN Bit0 (ENABLE) をイネーブルにする必要があります。

VREF サンプル・コード

VREF を使用したサンプル・コードについては、『MSPM0 SDK サンプル・ガイド』を参照してください。