図 7-18 に、デイジーチェーン構成のレジスタを読み出すための SPI 波形が示されています。デイジーチェーン接続された N 個の ADC からレジスタを読み出す手順は以下の通りです。
- レジスタ読み出しは、次のレジスタに書き込むことで有効になります。
- REG_BANK_SEL に書き込み、目的のレジスタ バンクを選択します
- SPI_RD_EN = 0b を書き込み、レジスタ読み出しを有効にします (パワーアップ時のデフォルト)
- レジスタ バンクが選択されている状態で、SPI_RD_EN = 0b のとき、コントローラは以下の方法でレジスタ データを読み出します。
- 読み出し対象の 8 ビット レジスタ アドレスを含む N×24 ビット SPI フレーム:N 時間 (0xFE、0x00、8 ビットのレジスタ アドレス)
- レジスタ データを読み出すための N×24 ビット SPI フレーム:N 回 (0xFF、0xFF、0xFF)
手順 2a の 0xFE は、指定された 8 ビット アドレスからのレジスタ読み出しのための ADC を構成します。手順 2a が終了すると、ADC の出力シフト レジスタにレジスタのデータがロードされます。ADC は、8 ビットのレジスタ アドレス、およびそれに対応する 16 ビットのレジスタ データを手順 2b で返します。