JAJSES6I March   2002  – July 2022 REF3012 , REF3020 , REF3025 , REF3030 , REF3033 , REF3040

PRODUCTION DATA  

  1. 特長
  2. アプリケーション
  3. 概要
  4. 改訂履歴
  5. デバイス比較表
  6. ピン構成と機能
  7. 仕様
    1. 7.1 絶対最大定格
    2. 7.2 ESD 定格
    3. 7.3 推奨動作条件
    4. 7.4 熱に関する情報
    5. 7.5 電気的特性
    6. 7.6 標準的特性
  8. 詳細説明
    1. 8.1 概要
    2. 8.2 機能ブロック図
    3. 8.3 特長の説明
      1. 8.3.1 電源電圧
      2. 8.3.2 熱によるヒステリシス
      3. 8.3.3 温度ドリフト
      4. 8.3.4 ノイズ特性
      5. 8.3.5 長期安定性
      6. 8.3.6 ロード・レギュレーション
    4. 8.4 デバイスの機能モード
      1. 8.4.1 低電位リファレンス電圧
      2. 8.4.2 データ収集
  9. アプリケーションと実装
    1. 9.1 アプリケーション情報
    2. 9.2 代表的なアプリケーション
      1. 9.2.1 設計要件
      2. 9.2.2 詳細な設計手順
      3. 9.2.3 アプリケーション曲線
  10. 10電源に関する推奨事項
  11. 11レイアウト
    1. 11.1 レイアウトのガイドライン
    2. 11.2 レイアウト例
  12. 12デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 12.1 ドキュメントのサポート
      1. 12.1.1 関連資料
    2. 12.2 関連リンク
    3. 12.3 Receiving Notification of Documentation Updates
    4. 12.4 サポート・リソース
    5. 12.5 商標
    6. 12.6 Electrostatic Discharge Caution
    7. 12.7 Glossary
  13. 13メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

電源電圧

REF30xx ファミリのリファレンスは、非常に低いドロップアウト電圧を特長としています。最小電源電圧要件が 1.8V の REF3012 を除き、REF30xx は、無負荷状態では出力電圧をわずか 1mV 上回る電源で動作可能です。有負荷状態については、最初のページに、標準的なドロップアウト電圧と負荷との関係を示します。

REF30xx は低静止電流を特長としており、温度と電源のいずれの変化に対しても非常に安定しています。室温での標準静止電流は 42μA で、温度範囲全体での最大静止電流はわずか 59μA です。また、図 8-1 に示すよう に、静止電流の変化は、通常は電源電圧範囲全体で 2.5μA 未満です。

電源電圧が規定のレベルを下回ると、REF30xx は瞬間的に標準の静止電流よりも大きな電流を引き込むことがあります。立ち上がりエッジが高速で出力インピーダンスが低い電源を使用すれば、この問題を簡単に防止できます。

GUID-35795DB9-5520-493E-9D0A-6336A2087960-low.gif図 8-1 電源電流と電源電圧との関係