JAJSOW3I January   1983  – July 2022 TL494

PRODUCTION DATA  

  1. 特長
  2. アプリケーション
  3. 概要
  4. 概略ブロック図
  5. 改訂履歴
  6. ピン構成と機能
  7. 仕様
    1. 7.1  絶対最大定格
    2. 7.2  ESD 定格
    3. 7.3  推奨動作条件
    4. 7.4  熱に関する情報
    5. 7.5  電気的特性、リファレンス・セクション
    6. 7.6  電気的特性、発振器セクション
    7. 7.7  電気的特性、エラー・アンプ・セクション
    8. 7.8  電気的特性、出力セクション
    9. 7.9  電気的特性、デッドタイム制御セクション
    10. 7.10 電気的特性、PWM コンパレータ・セクション
    11. 7.11 電気的特性、デバイス全体
    12. 7.12 スイッチング特性
    13. 7.13 代表的特性
  8. パラメータ測定情報
  9. 詳細説明
    1. 9.1 概要
    2. 9.2 機能ブロック図
    3. 9.3 機能説明
      1. 9.3.1 5V リファレンス・レギュレータ
      2. 9.3.2 発振器
      3. 9.3.3 デッドタイム制御
      4. 9.3.4 コンパレータ
      5. 9.3.5 パルス幅変調 (PWM)
      6. 9.3.6 エラー・アンプ
      7. 9.3.7 出力制御入力
      8. 9.3.8 出力トランジスタ
    4. 9.4 デバイスの機能モード
  10. 10アプリケーションと実装
    1. 10.1 アプリケーション情報
    2. 10.2 代表的なアプリケーション
      1. 10.2.1 設計要件
      2. 10.2.2 詳細な設計手順
        1. 10.2.2.1 入力電源
        2. 10.2.2.2 制御回路
          1. 10.2.2.2.1 発振器
          2. 10.2.2.2.2 エラー・アンプ
          3. 10.2.2.2.3 電流制限アンプ
          4. 10.2.2.2.4 ソフトスタートとデッドタイム
        3. 10.2.2.3 インダクタの計算
        4. 10.2.2.4 出力容量の計算
        5. 10.2.2.5 トランジスタ・パワー・スイッチの計算
      3. 10.2.3 出力特性のアプリケーション曲線
  11. 11電源に関する推奨事項
  12. 12レイアウト
    1. 12.1 レイアウトのガイドライン
      1. 12.1.1 フィードバック配線
      2. 12.1.2 入出力コンデンサ
      3. 12.1.3 補償部品
      4. 12.1.4 配線とグランド・プレーン
    2. 12.2 レイアウト例
  13. 13デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 13.1 商標
    2. 13.2 Electrostatic Discharge Caution
    3. 13.3 Glossary
  14. 14メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

発振器

この発振器は、デッドタイムおよび PWM コンパレータに正ののこぎり波を供給し、コンパレータによって各種の制御信号と比較されます。

発振器の周波数は、タイミング部品 RT と CT の選択によってプログラムされます。発振器は、外付けのタイミング・コンデンサ CT を定電流で充電します。その値は、外付けのタイミング抵抗 RT によって決定されます。これにより、線形ランプ電圧波形が生成されます。CT の両端の電圧が 3V に達すると、発振器の回路が放電し、充電サイクルが再開されます。充電電流は、次の式で決定されます。

Equation1. GUID-938E255B-A311-48AA-A461-4DE088E0A478-low.gif

のこぎり波の周期は次のとおりです。

Equation2. GUID-3B8A163E-6FD2-4966-9FDD-F03ABE0FC04B-low.gif

発振器の周波数は次のとおりです。

Equation3. GUID-01F0422F-EA06-46ED-A38D-A957D6AB7488-low.gif

ただし、発振器の周波数は、シングルエンド・アプリケーションの場合のみ出力周波数と等しくなります。プッシュプル・アプリケーションの場合、出力周波数は発振器の周波数の半分です。

シングルエンド・アプリケーション

Equation4. GUID-4C55DC1C-B999-4022-BCFB-50C79D210F95-low.gif

プッシュプル・アプリケーション

Equation5. GUID-D9D7CE3E-B06A-4384-AEBD-2FE4E9E7D402-low.gif