JADA033 January 2026 DS90UB971-Q1
前述の 2 つのオプションは、通常モード中に PoC 電圧がスレッショルド電圧を下回った状態が長時間続く条件に対しては、十分なロバスト性を備えていません。これにより、図 3-4の図に示すように、PDB ピン経由でシリアライザのパワー ダウンが発生します。
シリアライザ 側で電圧検出回路を実装する 3 つ目のオプションとして、プログラマブル ロジック デバイスを使用する方法があります。これにより、通常モード動作中にスリープ モードが意図せず有効化されることを防ぐため、設計者がカスタム構成を選択できます。表 3-3 に、プログラマブル ロジック デバイスを使用した電圧検出機能の構成例の機能表を示します。
| 入力 | 出力 | |
|---|---|---|
| IN_1 | IN_2 | PDB |
| Low | VIN_2 < VTHR | Low |
| High | VIN_2 < VTHR | High |
| Low | VIN_2 > VTHR | High |
| High | VIN_2 > VTHR | High |
この例では、IN_1 ピンはスリープモード制御用イネーブル入力として機能します。IN_1 ピンの入力がロジック Low で、かつ IN_2 ピンの電圧が設定されたスレッショルドを下回る場合、シリアライザの PDB ピンに接続された出力ピンは Low に設定され、シリアライザがパワー ダウンされます。これにより、通常モード動作中に PoC 電圧が設定された電圧スレッショルドを下回った場合でも、意図しないスリープ モードの有効化を防ぐことができます。図 3-5に、上記の構成例でのプログラマブル ロジック デバイスの実装を示します。IN_1 入力は PMIC の GPIO に接続されており、リモートのホスト ECU から I2C 経由で制御されます。システム アーキテクチャによっては、こイメージ センサの GPIO ピンとすることも可能です。
TI は、コンパレータ、LUT、カウンタ、発振器を内蔵した TPLD1201-Q1 などの電圧検出機能に適した多様なプログラマブル ロジック デバイスを提供しています。