SysConfig は、MCU+SDK と統合された対話型の構成ツールであり、TI の SoC 向けのデバイス初期化とドライバ設定を自動化することができます。これにより、構成の競合が検出され、初期化ファイルが生成され、カスタム ソフトウェア プロジェクトや MCU+SDK プロジェクトへの統合が簡素化されます。デベロッパーは SysConfig を使用して、直観的な GUI またはコマンド ライン インターフェイスを経由して、クロック、PinMux、MPU/MMU/RAT 領域、ドライバ インスタンスを構成できます。
このツールでサポートされている機能は以下のとおりです。
- システムの初期化:SysConfig (CodeGen) ツールは、AM243x、AM275x、AM6x の各デバイス向けの初期化コードを生成し、ペリフェラルのセットアップ、クロック構成、割り込み処理、PinMux 構成、MPU、MMU、RAT の各設定をカバーします。詳細は、「システムの初期化」を参照してください。
- PinMux の視覚化:このツールによって、デバイスとピンのグラフィック表示、利用可能なすべての PinMux オプションの表示、各ピンに対してユーザーが選択するモードの強調表示が可能です。詳細については、CCS の SysConfig 例 (5)を参照してください。
- エラー検出:SysConfig は構成を検証し、設定が正しくない場合のエラーを報告します。これにより、ピン構成間の競合が自動的に検出されます。詳細については、「ピンの競合」を参照してください。
- 依存関係の識別:このツールは、デバイス内のモジュール間の依存関係を特定し、必要なペリフェラルが一貫して構成されるよう保証します。
- リソース競合の検出:モジュールが他のペリフェラルに依存する場合、SysConfig は競合をチェックします。依存関係のペリフェラルがすでに使用されている場合、ツールはリソース競合エラーをフラグ付けします。詳細については、「リソースの競合」を参照してください。
注記:サポート対象のデバイス ファミリは次のとおりです。
- AM243x、AM64x
- AM62Lx
- AM62Ax
- AM62Dx、AM275x
- AM62Px、AM62x