JAJS014X September   2003  – May 2025 TPS736

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2. 特長
  3. アプリケーション
  4. 概要
  5. ピン構成および機能
  6. 仕様
    1. 5.1 絶対最大定格
    2. 5.2 ESD 定格
    3. 5.3 推奨動作条件
    4. 5.4 熱に関する情報
    5. 5.5 熱に関する情報
    6. 5.6 電気的特性
    7. 5.7 代表的特性
  7. 詳細説明
    1. 6.1 概要
    2. 6.2 機能ブロック図
    3. 6.3 機能説明
      1. 6.3.1 出力ノイズ
      2. 6.3.2 内部電流制限
      3. 6.3.3 イネーブルおよびシャットダウン
      4. 6.3.4 逆電流
    4. 6.4 デバイスの機能モード
      1. 6.4.1 1.7V ≤ VIN ≤ 5.5V および VEN ≥ 1.7V での通常動作
  8. アプリケーションと実装
    1. 7.1 アプリケーション情報
    2. 7.2 代表的なアプリケーション
      1. 7.2.1 設計要件
      2. 7.2.2 詳細な設計手順
        1. 7.2.2.1 入出力コンデンサの要件
        2. 7.2.2.2 ドロップアウト電圧
        3. 7.2.2.3 過渡応答
      3. 7.2.3 アプリケーション曲線
    3. 7.3 電源に関する推奨事項
    4. 7.4 レイアウト
      1. 7.4.1 レイアウトのガイドライン
        1. 7.4.1.1 電力散逸
        2. 7.4.1.2 過熱保護
      2. 7.4.2 レイアウト例
  9. デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 8.1 デバイス サポート
      1. 8.1.1 開発サポート
        1. 8.1.1.1 評価基板
        2. 8.1.1.2 SPICE モデル
      2. 8.1.2 デバイスの命名規則
    2. 8.2 ドキュメントのサポート
      1. 8.2.1 関連資料
    3. 8.3 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    4. 8.4 サポート・リソース
    5. 8.5 商標
    6. 8.6 静電気放電に関する注意事項
    7. 8.7 用語集
  10. 改訂履歴
  11. 10メカニカル、パッケージ、および注文情報

過渡応答

電圧フォロワ構成の NMOS パス トランジェントにより低い開ループ出力インピーダンスが得られるため、多くのアプリケーションにおいて出力コンデンサなしでの動作が可能です。他のレギュレータと同様に、OUT ピンとグランドの間にコンデンサ (公称値 1μF) を追加すると、アンダーシュートの大きさが減少しますが、持続時間は長くなります。可変バージョンでは、OUT ピンと FB ピンとの間にコンデンサ、すなわち CFB を追加することでも過渡応答を改善できます。

TPS736 には、出力が過電圧の際のアクティブ プルダウン機能はありません。この特長により、代替電源などの高い電圧源を出力に接続するアプリケーションが可能になります。この特長はまた、出力にコンデンサが接続された状態で負荷電流が急速にゼロに下がった場合、数パーセントのオーバーシュートを生じさせます。負荷抵抗を追加することで、オーバーシュートの持続時間を短縮できます。オーバーシュートは、出力コンデンサ COUT と内部または外部の負荷抵抗によって決まる速度で減衰します。減衰の速度は以下によって示されます。

式 4. TPS736
式 5. TPS736