JAJU904 October   2023 MSPM0L1105 , MSPM0L1106 , MSPM0L1303 , MSPM0L1304 , MSPM0L1305 , MSPM0L1306 , MSPM0L1343 , MSPM0L1344 , MSPM0L1345 , MSPM0L1346

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   リソース
  4.   特長
  5.   アプリケーション
  6.   6
  7. 1システムの説明
    1. 1.1 主なシステム仕様
  8. 2システム概要
    1. 2.1 ブロック図
    2. 2.2 設計上の考慮事項
    3. 2.3 主な使用製品
      1. 2.3.1 TIOL112
      2. 2.3.2 MSPM0L1306
  9. 3ハードウェア、テスト要件、およびテスト結果
    1. 3.1 ハードウェア要件
    2. 3.2 テスト設定
    3. 3.3 テスト結果
  10. 4設計とドキュメントのサポート
    1. 4.1 設計ファイル
      1. 4.1.1 回路図
      2. 4.1.2 BOM
    2. 4.2 ツールとソフトウェア
    3. 4.3 ドキュメントのサポート
    4. 4.4 サポート・リソース
    5. 4.5 商標
  11. 5著者について

TIOL112

TIOL112x ファミリのトランシーバには、工業用の双方向ポイント・ツー・ポイント通信用に IO-Link インターフェイスが実装されています。このデバイスが 3 線式のインターフェイス経由で IO-Link マスタに接続されているとき、マスタは通信を開始してリモート・ノードとデータを交換でき、TIOL112x はこの通信の完全な物理層として機能します。

これらのデバイスは、最大 1.2kV (500Ω) の IEC 61000-4-5 サージに耐えることができ、また、逆極性保護を内蔵しています。ピンによりプログラム可能なインターフェイスを使って、コントローラ回路と容易に接続できます。出力電流制限は、外付けの抵抗を使用して構成できます。TIOL112x デバイスはウェークアップ・パルスを生成するように構成することができ、IO-Link のマスター・アプリケーションで使用できます。低電圧、過電流、過熱状態に対するフォルト通知および内部保護機能を備えています。


GUID-20220203-SS0I-GGZQ-2WZ6-PQ9ZK5JJMKZ2-low.svg

図 2-2 TIOL112 のブロック図

TIOL112 または TIOL112x トランシーバは、過電流、過電圧、過熱状態に対する保護機能を実装しています。また、このデバイスは、外付けの抵抗を使用してドライバの出力電流の電流制限設定も提供します。

このデバイスは、内部のリニア・レギュレータを介して IO-Link L+ 電圧 (公称 24V) から低電圧電源を生成し、ローカル・コントローラおよびセンサ回路に電力を供給します。