JAJUA34B February 2006 – October 2025
XTR300 には、表 2-2 に示すように、特定のエラーが発生したことを示す 3 つのエラー フラグがあります。
| エラー フラグ | 説明 |
|---|---|
| EFCM | 計測アンプ (IA) の入力が入力電圧のリニア動作の制限に達するとすぐに、コモン モード オーバー レンジ故障ピンが "Low" になります。 |
| EFLD | 負荷エラー フラグ故障ピンは、負荷への駆動電圧または電流が故障条件にあることを示します。電圧出力モードでは、フラグは出力スイングの電圧制限と、短絡または低負荷抵抗が原因で発生する電流制限状態を監視します。電流出力モードでは、このフラグが高負荷抵抗または開放負荷による電源レールへの飽和を示します。 |
| EFOT | 過熱故障ピンは、チップ温度が 140°C に達した場合に "Low" になり、チップが 125°C まで冷却されるとすぐにリセットされます。出力が自動的にシャット ダウンされることはありません。このフラグにより、ユーザー システムはこの状況に対して措置を講じることができます。必要に応じて、この出力を出力ディスエーブル (OD) に接続できます。これにより、出力が無効化されるため、電力ソースが遮断されます。この接続は自動シャット ダウンのように機能しますが、内部電流源を安全に無効化するための 2.2kΩ 外付けプルアップ抵抗が必要です。IA チャネルは影響を受けないため、出力の電圧を連続的に観測することができます。 |
XTR300 に過熱故障、負荷エラー故障、IA のコモン モード オーバー レンジ故障が発生すると、D1、D2、D3 の LED がそれぞれオンになります。または、LD、OT、CM のテスト ポイントで、エラー フラグの電圧を監視することもできます。