低消費電力 2.4GHz  設計と開発

TI の革新的で低コストの低消費電力 2.4GHz ソリューションを使用して、お客様の独自製品を設計

既存の設計にワイヤレスを追加する場合も、アプリケーションとワイヤレスを 1 つのデバイスに統合することを検討する場合も、TI は自社とパートナーを通じて、ターンキーのリファレンス デザイン、ソフトウェア サンプル、さまざまなサポート パスなどのハードウェアとソフトウェアの設計リソースを提供しています。
低消費電力 2.4GHz  設計と開発

ソフトウェア

迅速に評価と開発を開始

TI の LaunchPad 開発キット、TI のサポート対象 IDE のいずれか、サンプル コードを使用して、お客様が選択したワイヤレス プロトコルを評価することができます。TI のクイック スタート ガイドは、経験豊富な開発者でも、ワイヤレス接続を初めて使用する開発者でも、当社のプラットフォームを使用して開発を行うユーザーのロードマップとして機能します。

堅牢なソフトウェア プラットフォームにより、電力最適化アプリケーションを開発できます

TI はデバイス製品ラインアップ全体で、Bluetooth® Low Energy、Zigbee®、Thread、Matter などの多様なワイヤレス プロトコルを提供しています。SimpleLink™ 低消費電力 SDK は、2.4GHz アプリケーションの開発に適した包括的なドライバ パッケージを取り揃えています。各ワイヤレス プロトコルには、デバイス ペリフェラル ドライバはそのままで、低消費電力を実現するよう最適化された専用ソフトウェア スタックがあります。

任意の RTOS を使用した開発

TI の製品ラインアップは、お使いのオペレーティング システム内での開発に役立ちます。ベア メタル、TI-RTOS、FreeRTOS™、Zephyr® のどれを使用する場合でも、チームやアプリケーションのニーズを満たす製品を選択できます。

Tuya エコシステムを活用して開発期間を短縮

TuyaOS は、RTOS を基盤として構築された、プラットフォームに依存しない IoT オペレーティング システムです。TI の SimpleLink SDK や Zephyr RTOS で提供されている API を使用するのとは対照的に、ソフトウェアは TuyaOS ライブラリとアブストラクション レイヤを使用して記述することもできます。そうすることで、デバイスは他社の TuyaOS スマート ホーム デバイスと相互運用可能になり、Tuya モバイル アプリから制御してクラウドに接続できるようになります。

希望の IDE で開発

TI の SDK を、多様な統合開発環境 (IDE) と組み合わせて使用し、お客様のアプリケーションの開発やデバッグを進めることができます。これらの IDE を、構成ツールやデバッグ ツールと組み合わせると、開発を迅速化できます。

Code Composer Studio は、Theia IDEオープン ソース ソフトウェア フレームワークに基づいています

アプリケーションが意図したとおりに動作することを確認

SmartRF Studio は、RF エンジニアを支援するために、開発プロセスの初期段階で無線を簡単に評価できるように設計されています。構成レジスタの値とコマンドの生成、さらに実用的なテストとデバッグを簡素化できます。

EnergyTrace は、アプリケーションのエネルギー プロファイルを測定して表示し、超低消費電力の目的で最適化を進めるのに役立つエネルギーを基準としたコード解析ツールです。

Bluetooth® Low Energy テストでは、TI の Simplelink SDK が BTool を提供しています。SmartRF Studio と同様に、Btool は RF 性能のテストに使用できますが、ボードに特定のファームウェアをフラッシュすることで、UART 経由で HCI コマンドを送信してデバイスを制御することができます。さらに、開発者は SimpleLink Connect モバイル アプリを活用できます。

統合開発環境

IDE (統合開発環境)、コンパイラ、またはデバッガ
Code Composer Studio™ 統合開発環境 (IDE)

Code Composer Studio は、TI のマイコンやプロセッサ向けの統合開発環境 (IDE) です。これは、組込みアプリケーションの製作、デバッグ、分析、最適化に使用する一連の豊富なツールで構成されています。Code Composer Studio は、Windows®、Linux®、macOS® の各プラットフォームから利用できます。

Code Composer Studio は、アプリケーションの各ステップを案内する直観的なユーザー インターフェイスを採用しています。最適化 C/C++ コンパイラ、ソース コード エディタ、プロジェクト (...)

IDE、コンパイラ、またはデバッガ
IAR 組み込み開発プラットフォーム
柔軟なプラットフォームでチームを強化し、イノベーションを促進し、コンプライアンスを確保し、業界全体のワークフローを合理化します。

デバッグ ツール

計算ツール
SmartRF Studio

SmartRF™ Studio は、RF システムの設計者が TI の CC1xxx と CC2xxx の各低消費電力 RF デバイス全般を設計するプロセスの初期段階で無線を簡単に評価するのに役立つ Windows アプリケーションです。構成レジスタの値とコマンドの生成、さらに RF システムの実用的なテストとデバッグを簡素化できます。

SmartRF Studio は、以下の TI デバイスをサポートしています。

 

リソース

IDE (統合開発環境)、コンパイラ、またはデバッガ
MSP マイコン向け EnergyTrace™ テクノロジー

EnergyTrace™ ソフトウェアは、MSP430™ マイコン (MCU)、MSP432™ マイコン、CC13xx ワイヤレス・マイコン、CC26xx ワイヤレス・マイコンに対応した、エネルギー・ベースのコード分析ツールであり、アプリケーションのエネルギー・プロファイルを測定して表示します。また、超低消費電力化を目的としたコードの最適化に役立ちます。

デベロッパーの皆様がご存じのように、システムの状態を理解していない場合、システムのチューニングは困難になります。 EnergyTrace (...)

アプリケーション・ソフトウェアとフレームワーク
SimpleLink Connect モバイル アプリ

SimpleLink Connect モバイル アプリは、モバイル デバイス向け Bluetooth® Low Energy アプリケーションのサンプルであり、以下の製品との組み合わせで動作します。

  • SIMPLELINK-LOWPOWER-SDK を実行している CC23XX デバイス
  • CC33XX-SOFTWARE を実行しているホストに接続された CC33xx デバイス

このアプリは、開発ユーザーが iOS または Android を使用して独自のモバイル アプリを迅速に開発するための土台として活用できます。ソース コードが付属しているため、カスタマイズが容易です。

ハードウェア

アプリケーションとワイヤレス ソフトウェアを同じデバイスに収容し、設計を簡素

プロセッサ、ペリフェラル、無線を統合したシングルチップ ソリューションの選択で、より小さいモジュール型設計を実現できます。デバイス ファミリには、ピン互換のさまざまなオプションがあり、ハードウェアの移行パスを簡単に行うことができます。加えて、これらのデバイス ファミリはスケーラブルなメモリ バリエーションを取り揃えており、同じ SDK を使用することができるので、複数の製品で開発したソフトウェアを再利用することも可能です。

開発中製品にワイヤレス機能を追加

ゲートウェイ、アクセス ポイント、ブリッジ、ネットワーク ハブなどのアプリケーションでは、ソフトウェア、互換性、処理能力のニーズに応じて、大半のマイコン (MCU) より強力なデバイスが必要になることが一般的です。ほとんどの場合、これらのデバイスにはワイヤレス通信用の無線が内蔵されていません。メイン プロセッサとワイヤレス マイコンの両方向けのソフトウェアを作成する代わりに、ワイヤレス マイコンを制御するためのホストとしてコマンドを送信できます。その結果、ソフトウェア ロジックを簡素化し、各種開発環境を不要にすることができます。

これらのモジュールには、外部部品を単一のモジュールに統合し、TI がワイヤレス認証をすでに取得済みという特長があります。お客様がこれらを活用すると、開発期間を短縮できます。周囲で使用する受動部品を内部に統合した結果、お客様は製造サプライ チェーンと設計工数を簡素化できます。各モジュールは、世界各地の主な規制機関の認証取得済みであり、お客様が認証を新規取得する場合に必要になるはずの高価な RF 機器、開発業務、投資が不要になります。

AT コマンドは、RF モジュールを制御するための汎用命令セットです。AT コマンドを使用すると、メーカーに関係なく、デバイスとネットワーク パラメータを送受信できます。これにより、RF モジュールを使用するときの設計プロセスがさらに簡素化され、ワイヤレス SoC 用のソフトウェアを作成する必要がなくなり、すべてのソフトウェアをホスト デバイス上に配置することができます。

LaunchPad™ 開発キット

評価ボード
CC2340R5 SimpleLink™ Bluetooth® 5.3 Low Energy (BLE) マイコン向け LaunchPad™ 開発キット

Bluetooth 5 Low Energy (BLE) と 2.4GHz の独自プロトコルをサポートする SimpleLink Bluetooth Low Energy マイコンを採用した開発の迅速化目的で、この LaunchPad 開発キットを使用することができます。ソフトウェア サポートは、SimpleLink 低消費電力 F3 ワイヤレス ソフトウェア開発キット (SDK) を通じて実現しています。

評価ボード
CC2745R10-Q1 SimpleLink™ 2.4GHz ワイヤレス マイコン向け LaunchPad™ 開発キット

この LaunchPad™ 開発キットを採用すると、パワー アンプと、2.4GHz の動作をサポートするための無線サポートを搭載した各種デバイス向けの開発を迅速化できます。この LaunchPad は、1 個の AEC-Q100 準拠ワイヤレス マイコン (MCU) を搭載しています。このマイコンは、車載アプリケーションに適した Bluetooth® Low Energy (5.3 および今後登場するバージョン) をサポートします。これは分割型 LaunchPad™ 開発キットであり、XDS デバッガは付属していません。推奨デバッガは、LP-XDS110 または LP-XDS110ET です。

評価ボード
XDS110ET EnergyTrace™ 付属、LaunchPad™ 開発キット向けデバッガ

LP-XDS110ET LaunchPad 開発キット向けデバッガは、TI ( テキサス・インスツルメンツ) のマイコンやマイクロプロセッサや DSP XDS と互換性のあるデバイスのプログラミングとデバッグを行うためのツールです。LP-XDS110ET は、20 ピンのエッジ コネクタを使用して、分割型の LaunchPad 開発キットに直接接続できる設計を採用しています。ほかに、XDS110 出力コネクタを使用して、他の LaunchPad 開発キットや XDS 互換デバイスをデバッグする目的でも使用できます。LP-XDS110ET (...)

開発キット
XDS110 LaunchPad™ 開発キット向けデバッガ

LP-XDS110 LaunchPad 開発キット向けデバッガは、TI (テキサス・インスツルメンツ) のマイコンやマイクロプロセッサや DSP XDS と互換性のあるデバイスのプログラミングとデバッグを行うためのツールです。LP-XDS110 は、20 ピンのエッジ コネクタを使用して、分割型の LaunchPad に直接接続できる設計を採用しています。ほかに、XDS110 出力コネクタを使用して、他の LaunchPad や XDS 互換デバイスをデバッグする目的でも使用できます。

パートナー

パートナーの製品とサービス

TI のパートナーは、知名度が高く強い基盤を持つ企業で構成される世界的なコミュニティを形成し、TI の半導体デバイス ソリューションを補完する製品とサービスを提供しています。製品とサービスの中には、広範なシステム モジュール、エンジニアリング サービス、開発ツールがあり、これらは開発労力の低減と市場投入期間の短縮に寄与します。

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