PMP30784

車載対応、2MHz SEPIC のリファレンス・デザイン

概要

この SEPIC コンバータのリファレンス・デザインは、2MHz のスイッチング周波数向けの設計を採用しています。ハード・スイッチング・トポロジに高いスイッチング周波数を印可すると、FET と整流器でスイッチング損失が増加し、巻線でコア損失と AC 損失が増加します。これらの損失を最小限に抑えるには、FET とデュアル・インダクタを注意深く選定する必要があります。その結果、非同期整流を実施し、2A のピーク電流時に 90% 近い効率を達成できます。このリファレンス・デザインは、パルス負荷向けの設計を採用しており、0.2A から 2A への切り替えを連続的に実施し、90% の電流過渡に対応できます。最良のロード・レギュレーションを実現するために、約 1% の偏差出力電圧という負荷ステップ応答を達成できるようにループ帯域幅を調整済みです。

特長
  • 広い入力電圧範囲から 12V の出力電圧への昇圧または降圧を実行できる SEPIC トポロジ
  • 最小 4.5V のコールド・クランキングと、最大 36VPEAK のロード・ダンプに耐える設計
  • 連続入力電流を使用する SEPIC トポロジを採用した結果、伝導性電磁波が小さく、AM 放送の帯域を上回る 2MHz の高いスイッチング周波数を実現
  • スイッチング周波数が高いので、動的な負荷をサポートするためのインダクタンスが小さくて済み、ループ帯域幅は約 10kHz に達するので、90% の負荷過渡時に 1% の過渡応答を実現
  • プロトタイプは、最大 1.5A の連続負荷と最大 2A のパルス負荷をサポート
出力電圧オプション PMP30784.1
Vin (Min) (V) 6
Vin (Max) (V) 18
Vout (Nom) (V) 12
Iout (Max) (A) 2
Output Power (W) 24
Isolated/Non-Isolated Non-Isolated
Input Type DC
Topology Sepic- CCM
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組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。

設計ファイルと製品

設計ファイル

すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。

PDF | HTML
TIDT286.PDF (1570 K)

効率グラフや試験の前提条件などを含める、このリファレンス・デザインに関する試験結果

TIDMAJ7.PDF (222 K)

設計レイアウトとコンポーネントを示した詳細な回路図

TIDMAJ8.PDF (235 K)

設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト

TIDMAJ9.PDF (164 K)

コンポーネントの配置を明示する詳細な設計レイアウト

TIDMAK0.ZIP (717 K)

IC コンポーネントの 3D モデルまたは 2D 図面に使用するファイル

TIDCFG9.ZIP (34 K)

PCB 設計の基板層に関する情報を記載した設計ファイル

TIDRZQ9.PDF (258 K)

PCB 設計レイアウトを生成するための PCB 基板層のプロット・ファイル

製品

設計や代替製品候補に TI 製品を含めます。

AC/DC と DC/DC の各コントローラ (外部 FET)

LM51551-Q1ヒカップ・モード保護機能搭載、2.2MHz、広い入力電圧範囲 (VIN)、1.5A MOSFET ドライバ搭載、非同期整流昇圧コントローラ

データシート: PDF | HTML

技術資料

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種類 タイトル 英語版のダウンロード 日付
試験報告書 2-MHz Automotive SEPIC Reference Design PDF | HTML 2022年 6月 8日

サポートとトレーニング

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