JAJSSA2E September 2003 – February 2024 LM95010
PRODUCTION DATA
LM95010 は ΔVbe 温度センシング方式に基づいています。温度を表す差動電圧は、シグマ デルタ A/D コンバータを使用してデジタル化されます。デジタル温度データは、SensorPath と呼ばれるシンプルな 1 線式インターフェイスで取得できます。SensorPath は、ハードウェア監視向けに最適化されています。テキサス・インスツルメンツは、SensorPath バスに関する自社の知的財産権に関して、ロイヤリティ フリーのライセンスを提供しています。
LM95010 には 2 つのアドレス ピンがあり、最大 4 つの LM95010 を 1 つの SensorPath バスに接続できます。SensorPath の SWD 信号の物理インターフェイスは、広く使用されている業界標準の SMBus SMBDAT 信号と同じです。デジタル情報は、送信される信号のパルス幅にエンコードされます。すべてのビットをマスタで同期できるため、マイクロコントローラを使用した場合、マスタの実装が容易になります。機能がより優れたマイクロコントローラの場合、LM95010 によって非同期アテンション信号を送信してマイクロコントローラに割り込みを発生させ、読み出しレジスタの温度データが更新されたことを通知できます。
システム要件に合わせて LM95010 の消費電力を最適化するため、LM95010 にはシャットダウン モードがあり、また複数の変換レートもサポートしています。