JAJA717 October 2021 DRV5032 , TMAG5170 , TMAG5231 , TMAG5273
最初のテストでは、リード・スイッチと DRV5032 ホール効果スイッチの性能を比較します。このテストでは、検出感度を上げるため X 軸の両側からいくつかの距離を選択しています。また、{Z、Y} 平面にある複数の測定ノードでの感度を示すため、Z 軸の値も変動させます。このテストの設定には、デバイスの位置に対する感度の依存性を示すため、{X、Z} 平面の変動ノードでも同一のテストのプロセスが含まれています。両方のテストで使用される磁石の方式を、図 5-1 に示します。
このテストで使用する円柱型磁石は、人体の長さ分だけ磁化されています。このため、磁石の中心点での磁束はごく小さな値です。この理由から、y 軸に沿った中心点の位置は DRV5032 のテスト結果として有用ではありませんが、正確なモデル化のために追加されています。
各ノードの座標 (Y 軸、Z 軸) ごとに、磁石はゆっくりとデバイスに向かって移動し、距離が記録されます。標準的なテープ測定を使用して、1/16 (0.0625) インチの精度で検出距離を測定します。DRV5032 デバイスは安定した 3.3V DC 電源から電力を供給され、小さなブレッドボードに実装されます。また、LED を活用して検出の視覚的な表示も行います。このテープ測定は、マスキング・テープのマークから DRV5032 までの距離を測定するためにのみ使用され、金属による影響を排除するためテスト中に削除されます。これは、図 5-2 に示すとおりです。