JAJY133B january   2019  – april 2023

 

  1.   概要
  2.   Authors
  3.   3
  4.   グリッドの重要な一部である分散型エネルギー源
  5.   グリッドのバランスを確保する双方向 EV 充電
  6.   グリッドのリアルタイム・データ、監視、制御
  7.   バッテリ駆動のガス・メーターと水道メーターの接続
  8.   まとめ
  9.   その他の資料

グリッドの重要な一部である分散型エネルギー源

GUID-20230323-SS0I-1KZJ-HBN9-FKFGRVCX1J9X-low.png

従来、電力グリッドは「一方通行の道」であり、電力が公共事業者が所有する集中型の発電、送電、配電の各ラインから消費者に向かって流れていました。太陽光と風力エネルギーが電力網のシェアを拡大するにつれて、ダイナミック・マネージメントの普及が拡大すると見込まれています。電力会社は、電力網を、相互接続された Web のように捉えるようになってきています。小規模な分散型システムで発電を行う消費者の数は増え続けています。つまり、家庭や自動車は、エネルギー消費と発電装置のどちらにもなる可能性があります。

太陽光と風力エネルギーは二酸化炭素排出量がゼロであり、化石燃料とは異なり、価格の変動による影響を受けません。グリッドパリティを実現している地域は、特に太陽光や風力が豊富で、電力コストが高い地域などで増えています。そうした地域では再生可能エネルギーが化石燃料のコストと同等またはそれよりも安価になっています。

ソーラー・マイクロインバータは、太陽光発電業界では欠かせないセグメントです。テキサス・インスツルメンツは、絶縁型および非絶縁型ゲート・ドライバデジタル・アイソレータイーサネットおよび RS-485 トランシーバ電流センシングおよび電圧監視デバイス、それにグリッド接続型とオフグリッドの両方であらゆるサイズのインバータをターゲットとするデジタル制御ループを処理できるマイクロコントローラ (MCU) の包括的な選択肢を用意しており、これによってシステム効率を最大化し、製品寿命を延長できます。これらの製品はすべて、特に過酷な温度環境で動作します。