TPS65218D0
- スイッチングFETを内蔵した可変降圧型コンバータ×3 (DCDC1、DCDC2、DCDC3):
- DCDC1:デフォルト1.1Vで最大1.8A
- DCDC2:デフォルト1.1Vで最大1.8A
- DCDC3:デフォルト1.2Vで最大1.8A
- VIN範囲: 2.7V~5.5V
- 可変出力電圧範囲: 0.85V~1.675V (DCDC1およびDCDC2)
- 可変出力電圧範囲: 0.9V~3.4V (DCDC3)
- 軽負荷電流時のパワー・セーブ・モード
- 100%デューティ・サイクル動作による最小のドロップアウト電圧
- ディセーブル時のアクティブな出力放電
- スイッチングFETを内蔵した可変昇降圧コンバータ×1 (DCDC4):
- DCDC4:デフォルト3.3Vで最大1.6A
- VIN範囲: 2.7V~5.5V
- 可変出力電圧範囲: 1.175V~3.4V
- ディセーブル時のアクティブな出力放電
- バッテリ・バックアップ・ドメイン用の低静止電流・高効率の降圧型コンバータ×2 (DCDC5、DCDC6)
- DCDC5: 1Vの出力
- DCDC6: 1.8Vの出力
- VIN範囲: 2.2V~5.5V
- システム電源またはコイン電池バックアップ・バッテリから供給
- 可変汎用LDO (LDO1)
- LDO1: デフォルト1.8Vで最大400mA
- VIN範囲: 1.8V~5.5V
- 可変出力電圧範囲: 0.9V~3.4V
- ディセーブル時のアクティブな出力放電
- 350mAの電流制限付き低電圧負荷スイッチ(LS1)
- VIN範囲: 1.2V~3.6V
- 1.35V時のスイッチ・インピーダンス: 110mΩ (最大値)
- 電流制限を100mAまたは500mAに選択できる5V負荷スイッチ(LS2)
- 3Vから5.5VまでのVIN範囲
- 5V時のスイッチ・インピーダンス:500mΩ(最大値)
- 電流制限を100mAまたは500mAに選択できる高電圧負荷スイッチ(LS3)
- VIN範囲: 1.8V~10V
- スイッチ・インピーダンス: 500mΩ (最大値)
- スーパーバイザ機能モニタを内蔵したスーパーバイザ
- DCDC1、DCDC2 ±4%精度
- DCDC3、DCDC4 ±5%精度
- LDO1 ±5%精度
- 保護、診断、制御:
- 低電圧誤動作防止(UVLO)
- 常時オンのプッシュボタン・モニタ
- 過熱警告とシャットダウン
- バックアップ電源およびメイン電源用の個別のパワー・グッド出力
- I2Cインターフェイス(アドレスは0x24) (400kHz時のI2Cの動作については、タイミング要件を参照)
TPS65218D0はシングル・チップのパワー・マネージメントIC (PMIC)であり、携帯機器(リチウムイオン電池)と据え置き機器(5Vアダプタ)の両方で使用されるAM335xおよびAM438xラインのプロセッサのサポートに特化して設計されています。このデバイスは、-40°C~+105°Cの温度範囲で動作することが特長で、各種の産業用アプリケーションに適しています。
TPS65218D0は、AM438xプロセッサのすべての機能についてパワー・マネージメントを行うよう、特化して設計されています。DCDC1からDCDC4までの各DC/DCコンバータは、それぞれコア、MPU、DDRメモリ、3.3VアナログおよびI/Oの給電用です。LDO1は、プロセッサに1.8VのアナログおよびI/O電源を供給します。GPIO1およびGPO2はメモリ・リセットを行い、GPIO3は、DCDC1およびDCDC2コンバータのウォーム・リセットを行います(335xのみ)。ユーザーは、I2Cインターフェイスによりすべての電圧レギュレータ、負荷スイッチ、GPIOをイネーブル/ディセーブルできます。さらに、UVLOおよびスーパーバイザ電圧スレッショルド、電源オン・シーケンス、電源オフ・シーケンスもI2Cでプログラムできます。過熱、過電流、低電圧に対する割り込みも監視できます。スーパーバイザがDCDC1~DCDC4、LDO1を監視します。スーパーバイザには2つの設定があり、1つは標準的な低電圧許容範囲(STRICT = 0b)、もう1つは厳格な低電圧および過電圧の許容範囲(STRICT = 1b)です。パワー・グッド信号により、5Vレギュレータが正しくレギュレートしていることが示されます。
3つのヒステリシス降圧型コンバータは、プロセッサのコア、MPU、DDRxメモリへの給電用です。各コンバータのデフォルトの出力電圧は、I2Cインターフェイスを介して調整可能です。DCDC1およびDCDC2は動的電圧スケーリングにより、プロセッサのあらゆる動作点で電力を供給できます。また、DCDC1およびDCDC2ではスルーレートをプログラミングできるため、プロセッサ・コンポーネントの保護に役立ちます。DCDC3は、プロセッサがスリープ・モードの間も、DDRxメモリへの電力を維持するために給電され続けます。システム電源の停電またはディセーブル時には、バックアップ電源によりプロセッサのタンパ、RTC、または両方のドメイン用に2つの降圧型コンバータが提供されます。システム電源とコイン電池バッテリの両方をPMICに接続した場合、コイン電池バッテリからは給電されません。個別のパワー・グッド信号がバックアップ・コンバータを監視します。バッテリ・バックアップ・モニタによって、コイン電池バッテリの電力レベルが明らかになります。
TPS65218D0デバイスは、48ピンのVQFNパッケージ(6mm×6mm、0.4mmピッチ)で供給されます。
技術資料
購入と品質
- RoHS
- REACH
- デバイスのマーキング
- リード端子の仕上げ / ボールの原材料
- MSL 定格 / ピーク リフロー
- MTBF/FIT 推定値
- 使用原材料
- 認定試験結果
- 継続的な信頼性モニタ試験結果
- ファブの拠点
- 組み立てを実施した拠点
推奨製品には、この TI 製品に関連するパラメータ、評価基板、またはリファレンス デザインが存在する可能性があります。