JAJSXE1 October 2025 LM251772-Q1
PRODUCTION DATA
I2C バスは、コントローラと一連のターゲットデバイスの間の通信リンクです。このリンクは、シリアル クロック信号 (SCL) とシリアル データ信号 (SDA) で構成される 2 線式バスを使用して確立されます。コントローラとターゲット端子との間のデータ通信で、シリアル データ ラインが双方向である場合、どの場合でも、シリアル クロックにはコントローラから電源が供給されます。各デバイスは、シリアル データ ライン (SDA) 上でデータを送信するためのオープン ドレイン出力を備えています。データ送信中にドレイン出力を High にするには、シリアルデータラインに外部プルアップ抵抗を配置します。このデバイスは、ターゲット I2C をホストします。標準モード、高速モード、高速モードプラス動作をサポートし、それぞれ最大 100kbit/s、400kbit/s、1000kbit/s のデータレートで、I 2C 標準 3.0 と互換性のある自動インクリメントアドレッシング機能を備えています。
このデバイスの 7 ビットのターゲットアドレスは、ADDR/SLOPE ピン I を GND にプルダウンする場合は 0x6A、ピンが VCC2 に接続されている場合は 0x6B です
データ送信は、以下の図に示すように、コントローラのスタート ビットを使用して開始されます。START 条件は、SCL 信号の high 部分で SDA ラインが high から low に遷移するとき認識されます。スタート ビットを受信すると、デバイスは SDA 入力でシリアル データを受信し、有効なアドレスおよび制御情報をチェックします。ターゲット アドレス ビットがデバイスのために設定されている場合、デバイスはアクノリッジ パルスを発行し、レジスタ アドレスとデータの受信を準備します。データ送信は、停止条件の受信またはデバイスに送信されるデータワードの受信によって完了します。停止条件は、SCL 信号の high の間に SDA 入力が low から high に遷移することと認識されます。通信が有効になるためには、ターゲットの SDA ラインのそれ以外のすべての遷移は、SCL 信号の Low 部分の間に発生する必要があります。有効なアドレス、サブアドレス、データ ワードを受信した後、アクノリッジが発行されます。I 2 C インターフェイスは、レジスタアドレスを自動シーケンス処理し、特定の I2C 転送について複数のデータワードを送信できます。
図 8-34 I2C スタート/ストップ/アクノリッジのプロトコル
図 8-35 I2C データ送信タイミング
図 8-36 最大の立ち上がり/立ち下がり時間の I2C データ送信タイミング。