JAJSXE1 データシート

JAJSXE1 October 2025 LM251772-Q1

PRODUCTION DATA

昇圧モードでは、出力コンデンサに高リップル電流が流れます。出力コンデンサの RMS リップル電流は次のように表されます。

式 36.

I_{COUT (RMS)} = I_{OUT} \times \sqrt{\frac{V_{OUT}}{V_{IN}} - 1}

ここで、最小 V_IN は最大のコンデンサ電流に対応します。

この例では、最大出力リップル RMS 電流は I_COUT(RMS) = 5.5A です。3mΩ の出力コンデンサの ESR では、次のように 33.3mV の出力リップル電圧が発生します。

式 37.

∆ V_{RIPPLE (ESR)} = \frac{I_{OUT} \times V_{OUT}}{V_{IN (MIN)}} \times ESR

80µF の出力コンデンサでは、次式に示すように 115mV の容量性リップル電圧が発生します。

式 38.

∆ V_{RIPPLE (COUT)} = \frac{I_{OUT} \times (1 - \frac{V_{IN (MIN)}}{V_{OUT}})}{C_{OUT}^{} \times f_{SW}}

通常、低い ESR と高いリップル電流能力を得るには、セラミックコンデンサとバルクコンデンサを組み合わせて使用する必要があります。セクション 10.2に、標準的なアプリケーションに対して C_OUT の有効な出発点を示します。