JAJSCC2 July 2016 SM320C6457-HIREL
PRODUCTION DATA.
製品開発サイクルの段階を示すために、TIではDSPデバイスとサポート・ツール全ての型番に接頭辞を割り当てます。DSP商用ファミリの各製品には、3つの接頭辞TMX、TMP、またはTMSのいずれか1つが付いています(例: TMX320C6457GMH)。テキサス・インスツルメンツは、サポート・ツールの3つの可能な接頭辞のうち、TMDXおよびTMDSの2つを推奨しています。これらの接頭辞は、製品開発の進展段階を表します。段階には、エンジニアリング・プロトタイプ(TMX/TMDX)から、認定済み製品デバイス/ツール(TMS/TMDS)があります。
デバイスの開発進展フロー:
サポート・ツールの開発進展フロー:
TMXおよびTMPデバイスとTMDX開発サポート・ツールは、次の免責条項付きで出荷されます。
TMSデバイスとTMDS開発サポート・ツールの特性は完全に明確化されており、デバイスの品質と信頼性が十分に示されてきました。TIの標準保証が適用されます。
予測では、プロトタイプ・デバイス(TMXまたはTMP)は、標準の製品デバイスよりも故障率が高くなります。これらのデバイスの予想される最終故障率はまだ不明確なため、いかなる生産システムにも使用しないことを、テキサス・インスツルメンツは推奨します。認定された製品デバイスのみを使用する必要があります。
TIデバイスの項目表記には、デバイス・ファミリ名の接尾辞も含まれます。この接尾辞は、パッケージ・タイプ(例: GMH)、温度範囲(例: 空白がデフォルト)、およびデバイスの速度範囲(メガヘルツ単位)(例: 空白が1000MHz [1GHz])を示しています。
Figure 6-1 は、TMS320C64x+™ DSP世代の各製品の完全なデバイス名の読み方を示す凡例です。
GMHパッケージ・タイプのC6457のデバイス部品番号および注文情報については、TIのWebサイトwww.ti.comにアクセスするか、貴社のTI営業担当にお問い合わせください。
(A) BGA = ボール・グリッド・アレイ |
お客様が独自の機能とソフトウェアをC6457 デバイス上で開発される場合、TIではTMS320C6000™ DSPプラットフォームに適した広範囲にわたる開発ツール(プロセッサの性能評価、コードの生成、実装するアルゴリズムの開発、ソフトウェアおよびハードウェア・モジュールのデバッグと完全統合など)を提供します。ツールのサポート・ドキュメントについては、 Code Composer Studio™統合開発環境(IDE)で電子ファイルがダウンロードできます。
以下の製品では、C6000™ DSPベース・アプリケーションの開発をサポートしています。
Table 6-1に示すドキュメントでは、C6457通信インフラストラクチャ用デジタル信号プロセッサについて説明しています。これらのドキュメントは、インターネット上のwww.ti.comから入手可能です。ヒント: www.ti.comで表示される検索ボックスに文献番号を入力してください。
C6457や関連周辺機器などの技術的な付随事項が記述されている現行ドキュメントは、www.ti.com/c6000のC6000 DSPプロダクト・フォルダで提供されています。
TIドキュメント番号 | 説明 |
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SPRU732 | TMS320C64x/C64x+ DSP CPUおよび命令セット・リファレンス・ガイド。TMS320C6000 DSPファミリのTMS320C64xおよびTMS320C64x+ デジタル信号プロセッサ(DSP)のCPUアーキテクチャ、パイプライン、命令セット、および割り込みについて記述されています。C64x/C64x+ DSP世代は、C6000 DSPプラットフォームの固定小数点デバイスから構成されています。C64x+ DSPは、機能の追加および命令セットの拡張により、C64x DSPを強化したものです。 |
SPRU871 | TMS320C64x+ メガモジュール・リファレンス・ガイド。この文書では、TMS320C64x+ デジタル信号プロセッサ(DSP)メガモジュールについて説明しています。内部ダイレクト・メモリ・アクセス(IDMA)コントローラ、割り込みコントローラ、パワー・ダウン・コントローラ、メモリ保護、帯域幅管理、およびメモリとキャッシュに関する説明も含まれています。 |
SPRAA84 | TMS320C64xからTMS320C64x+へのCPUの移行ガイド。テキサス・インスツルメンツTMS320C64xデジタル信号プロセッサ(DSP)からTMS320C64x+ DSPへの移行について説明しています。本書の目的は、それら2つのコアの相違点を示すことです。これらデバイスの同一機能については、説明されていません。 |
SPRU889 | 高速DSPシステムの設計に関するリファレンス・ガイド。高速DSPシステムの設計に関する多くの課題を克服するための推奨事項が記載されています。これらの推奨事項には、C5000 およびC6000 DSPプラットフォームのDSPオーディオ、ビデオ、および通信システムに関する情報が含まれています。 |
SPRU925 | TMS320TCI648x DSP外部メモリ・インターフェイス(EMIF)ユーザーズ・ガイド。本書では、TMS320TCI648x DSPファミリのデジタル信号プロセッサ(DSP)内の外部メモリ・インターフェイス(EMIF)の処理について記述されています。 |
SPRU725 | TMS320TCI648x DSP汎用入出力(GPIO)ユーザーズ・ガイド。本書では、TMS320TCI648x DSPファミリのデジタル信号プロセッサ(DSP)内の汎用入出力(GPIO)周辺機器について記述されています。GPIO周辺機器では、入力または出力として構成可能な専用の汎用ピンが提供されます。入力として構成すると、内部レジスタの状態を読み取ることにより、入力の状態を検出することができます。出力として構成すると、内部レジスタに書き込むことにより、出力ピン上の状態を制御することができます。 |
SPRU874 | TMS320TCI648x DSPホスト・ポート・インターフェイス(HPI)ユーザーズ・ガイド。本書では、TMS320TCI648xデジタル信号プロセッサ(DSP)上のホスト・ポート・インターフェイス(HPI)について記述されています。HPIにより、外部ホスト・プロセッサ(ホスト)は、16ビット(HPI16)または32ビット(HPI32)インターフェイスを使用して、DSPリソース(内部メモリおよび外部メモリも含まれる)に直接アクセスすることができます。 |
SPRUE11 | TMS320TCI648x DSP IC間(I2C)モジュール・ユーザーズ・ガイド。 本書では、TMS320TCI648xデジタル信号プロセッサ(DSP)内のIC間(I2C)モジュールについて記述されています。I2Cは、フィリップスの半導体IC間バス(I2Cバス)仕様バージョン2.1に準拠し、I2Cバスによって接続されている他のデバイスとTMS320TCI648xデバイスとの間でインターフェイスを提供します。本書では、読者がI2Cバスの仕様を理解していることを想定しています。 |
SPRU806 | TMS320TCI648x DSPのソフトウェア・プログラマブル・フェーズロック・ループ(PLL)コントローラUG。本書では、TMS320TCI648xデジタル信号プロセッサ(DSP)内のソフトウェア・プログラマブル・フェーズロック・ループ(PLL)コントローラの処理について記述されています。PLLコントローラは、ソフトウェアによる構成が可能な乗算器および除算器を使用して入力信号を内部で変更できるため、柔軟かつ便利です。得られたクロック出力は、TMS320TCI648x DSPコア、周辺機器、およびTMS320TCI648x DSP内の他モジュールに渡されます。 |
SPRU818 | TMS320TCI648x DSP 64ビット・タイマ・ユーザーズ・ガイド。本書には、TMS320TCI648x DSP内の64ビット・タイマの概要が記載されています。本タイマは、汎用の64ビット・タイマ(1つ)、汎用の32ビット・タイマ(2つ)、またはウォッチドッグ・タイマ(1つ)として構成することができます。32ビット・タイマ(2つ)として構成した場合、各タイマは連動する(チェーン・モード)こともできますし、互いに独立して動作する(アンチェーンド・モード)こともできます。 |
SPRUE10 | TMS320TCI648x DSPターボデコーダ・コプロセッサ2 (TCP2)リファレンス・ガイド。第3世代(3G)セルラー標準に規定された高ビットレート・データ・チャネルのチャネル・デコーディングには、ターボエンコードされたデータのデコーディングが必要です。TMS320C6000™ DSPファミリの一部のデジタル信号プロセッサ(DSP)に含まれるターボデコーダ・コプロセッサ(TCP)は、IS2000および3GPPのワイヤレス標準でこの処理を実行するように設計されています。本書では、TCPの処理およびプログラミングについて記述されています。 |
SPRUE09 | TMS320TCI648x DSP Viterbi-Decoder Coprocessor 2 (VCP2)リファレンス・ガイド。 第3世代(3G)セルラー標準に規定されたボイスおよび低ビットレート・データ・チャネルのチャネル・デコーディングには、畳み込みエンコード・データのデコーディングが必要です。TMS320TCI648xデバイスのViterbi-decoder coprocessor 2 (VCP2)は、IS2000および3GPPのワイヤレス標準でViterbi-Decodingを実行するように設計されています。VCP2コプロセッサは、2Gおよび3Gのワイヤレス・システムで前方誤り訂正が実行されるように設計されています。VCP2コプロセッサは、テキサス・インスツルメンツ(TI)のDSPと組み合わせると、コスト効率が非常に優れた相乗効果のあるソリューションを提供します。VCP2では、333MHzで動作する12.2KbpsクラスA 3G音声チャネルを1941個サポートすることができます。本書では、VCP2の処理およびプログラミングについて記述されています。 |
SPRUFC4 | TMS320TCI6484 DSPイーサネット・メディア・アクセス・コントローラ(EMAC)/管理データ入出力(MDIO)ユーザーズ・ガイド。本書では、TMS320TCI6487/8デバイスに搭載されるイーサネット・メディア・アクセス・コントローラ(EMAC)および物理層(PHY)デバイス管理データ入出力(MDIO)モジュールの機能について記述されています。そして、EMACおよびMDIOモジュールの機能、これらのアーキテクチャと処理に関するディスカッション、それらのモジュールが外部とどのようにして接続されるか、および各モジュールのレジスタの説明が記載されています。 |
SPRUGK5 | TMS320C6457 DSP DDR2メモリ・コントローラ・ユーザーズ・ガイド。本書では、TMS320C6457デジタル信号プロセッサ(DSP)内のDDR2メモリ・コントローラについて記述されています。 |
SPRUGK6 | TMS320C6457 DSPエンハンストDMA(EDMA3)コントローラ・ユーザーズ・ガイド。本書では、TMS320C6457デバイス上のエンハンストDMA (EDMA3)コントローラについて記述されています。 |
SPRUGK2 | TMS320C6457 DSP外部メモリ・インターフェイス(EMIF)ユーザーズ・ガイド。本書では、TMS320C6457 DSPファミリのデジタル信号プロセッサ(DSP)内の外部メモリ・インターフェイス(EMIF)の処理について記述されています。 |
SPRUGL2 | TMS320C6457 DSP汎用入出力(GPIO)ユーザーズ・ガイド。本書では、TMS320C6457 DSPファミリのデジタル信号プロセッサ(DSP)内の汎用入出力(GPIO)周辺機器について記述されています。GPIO周辺機器では、入力または出力として構成可能な専用の汎用ピンが提供されます。入力として構成すると、内部レジスタの状態を読み取ることにより、入力の状態を検出することができます。出力として構成すると、内部レジスタに書き込むことにより、出力ピン上の状態を制御することができます。 |
SPRUGK7 | TMS320C6457 DSPホスト・ポート・インターフェイス(HPI)ユーザーズ・ガイド。本書では、TMS320C6457デジタル信号プロセッサ(DSP)上のホスト・ポート・インターフェイス(HPI)について記述されています。HPIにより、外部ホスト・プロセッサ(ホスト)は、16ビット(HPI16)または32ビット(HPI32)インターフェイスを使用して、DSPリソース(内部メモリおよび外部メモリも含まれる)に直接アクセスすることができます。 |
SPRUGK3 | TMS320C6457 DSP IC間(I2C)モジュール・ユーザーズ・ガイド。 本書は、TMS320C6457デジタル信号プロセッサ(DSP)のIC間(I2C)モジュールについて記述されています。I2Cは、フィリップスの半導体IC間バス(I2Cバス)仕様バージョン2.1に準拠し、I2Cバスによって接続されている他のデバイスとTMS320C6457デバイスとの間でインターフェイスを提供します。本書では、読者がI2Cバスの仕様を理解していることを想定しています。 |
SPRUGK4 | TMS320C6457 Serial RapidIO (SRIO)ユーザーズ・ガイド。本書では、TMS320C6457デバイス上のSerial RapidIO (SRIO)について記述されています。 |
SPRUGL3 | TMS320C6457 DSPのソフトウェア・プログラマブル・フェーズロック・ループ(PLL)コントローラUG。本書では、TMS320C6457デジタル信号プロセッサ(DSP)内のソフトウェア・プログラマブル・フェーズロック・ループ(PLL)コントローラの処理について記述されています。PLLコントローラは、ソフトウェアによる構成が可能な乗算器および除算器を使用して入力信号を内部で変更できるため、柔軟かつ便利です。得られたクロック出力は、TMS320C6457 DSPコア、周辺機器、およびTMS320C6457 DSP内の他モジュールに渡されます。 |
SPRUGL0 | TMS320C6457 DSP 64ビット・タイマ・ユーザーズ・ガイド。本書には、TMS320C6457 DSP内の64ビット・タイマの概要が記載されています。本タイマは、汎用の64ビット・タイマ(1つ)、汎用の32ビット・タイマ(2つ)、またはウォッチドッグ・タイマ(1つ)として構成することができます。32ビット・タイマ(2つ)として構成した場合、各タイマは連動する(チェーン・モード)こともできますし、互いに独立して動作する(アンチェーンド・モード)こともできます。 |
SPRUGK1 | TMS320C6457 DSPターボデコーダ・コプロセッサ2 (TCP2)リファレンス・ガイド。第3世代(3G)セルラー標準に規定された高ビットレート・データ・チャネルのチャネル・デコーディングには、ターボエンコードされたデータのデコーディングが必要です。TMS320C6000™ DSPファミリの一部のデジタル信号プロセッサ(DSP)に含まれるターボデコーダ・コプロセッサ(TCP)は、IS2000および3GPPのワイヤレス標準でこの処理を実行するように設計されています。本書では、TCPの処理およびプログラミングについて記述されています。 |
SPRUGL1 | TMS320C6457 DSP Universal Test & Operations PHY Interface for ATM 2 (UTOPIA2)ユーザーズ・ガイド。本書では、TMS320C6000™ DSPファミリのTMS320C6457デジタル信号プロセッサ(DSP)内のUniversal Test and Operations PHY Interface for Asynchronous Transfer Mode (ATM) 2 (UTOPIA2)について記述されています。 |
SPRUGK0 | TMS320C6457 DSP Viterbi-Decoder Coprocessor 2 (VCP2)リファレンス・ガイド。 第3世代(3G)セルラー標準に規定されたボイスおよび低ビットレート・データ・チャネルのチャネル・デコーディングには、畳み込みエンコード・データのデコーディングが必要です。TMS320C6457デバイスのViterbi-decoder coprocessor 2 (VCP2)は、IS2000および3GPPのワイヤレス標準でViterbi-Decodingを実行するように設計されています。VCP2コプロセッサは、2Gおよび3Gのワイヤレス・システムで前方誤り訂正が実行されるように設計されています。VCP2コプロセッサは、テキサス・インスツルメンツ(TI)のDSPと組み合わせると、コスト効率が非常に優れた相乗効果のあるソリューションを提供します。VCP2では、333MHzで動作する12.2KbpsクラスA 3G音声チャネルを1941個サポートすることができます。本書では、VCP2の処理およびプログラミングについて記述されています。 |
SPRUGK9 | TMS320C6457 DSPイーサネット・メディア・アクセス・コントローラ(EMAC)/管理データ入出力(MDIO)ユーザーズ・ガイド。本書では、TMS320C6457デバイスに搭載されるイーサネット・メディア・アクセス・コントローラ(EMAC)および物理層(PHY)デバイス管理データ入出力(MDIO)モジュールの機能について記述されています。そして、EMACおよびMDIOモジュールの機能、これらのアーキテクチャと処理に関するディスカッション、それらのモジュールが外部とどのようにして接続されるか、および各モジュールのレジスタの説明が記載されています。 |
SPRUGK8 | TMS320C6457 DSP Multichannel Buffered Serial Port (McBSP)リファレンス・ガイド。 本書では、TMS320C6000™ DSPファミリのデジタル信号プロセッサ(DSP)内のMultichannel Buffered Serial Port (McBSP)の処理について記述されています。 |
SPRUGL4 | TMS320C6457 DSP電源/スリープ・コントローラ(PSC)ユーザーズ・ガイド。 本書には、TMS320C6457デバイス内の電源/スリープ・コントローラ(PSC)の使用方法が記載されています。 |
SPRUGL5 | TMS320C6457 DSPブートローダ・ユーザーズ・ガイド。本書には、TMS320C6457デジタル信号プロセッサ(DSP)で提供されるオンチップ・ブートローダの機能が記載されています。 |
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すべての集積回路は、適切なESD保護方法を用いて、取扱いと保存を行うようにして下さい。
静電気放電はわずかな性能の低下から完全なデバイスの故障に至るまで、様々な損傷を与えます。高精度の集積回路は、損傷に対して敏感であり、極めてわずかなパラメータの変化により、デバイスに規定された仕様に適合しなくなる場合があります。