JAJSF58O MARCH   2001  – April 2018 SN65HVD230 , SN65HVD231 , SN65HVD232

PRODUCTION DATA.  

  1. 特長
  2. アプリケーション
  3. 概要
    1.     Device Images
      1.      等価な入力および出力回路図
  4. 改訂履歴
  5. 概要(続き)
  6. Device Comparison Table
  7. Pin Configuration and Functions
    1.     Pin Functions
  8. Specifications
    1. 8.1  Absolute Maximum Ratings
    2. 8.2  ESD Ratings
    3. 8.3  Recommended Operating Conditions
    4. 8.4  Thermal Information
    5. 8.5  Electrical Characteristics: Driver
    6. 8.6  Electrical Characteristics: Receiver
    7. 8.7  Switching Characteristics: Driver
    8. 8.8  Switching Characteristics: Receiver
    9. 8.9  Switching Characteristics: Device
    10. 8.10 Device Control-Pin Characteristics
    11. 8.11 Typical Characteristics
  9. Parameter Measurement Information
  10. 10Detailed Description
    1. 10.1 Overview
    2. 10.2 Functional Block Diagram
    3. 10.3 Feature Description
      1. 10.3.1 Vref Voltage Reference
      2. 10.3.2 Thermal Shutdown
    4. 10.4 Device Functional Modes
      1. 10.4.1 High-Speed Mode
      2. 10.4.2 Slope Control Mode
      3. 10.4.3 Standby Mode (Listen Only Mode) of the HVD230
      4. 10.4.4 The Babbling Idiot Protection of the HVD230
      5. 10.4.5 Sleep Mode of the HVD231
      6. 10.4.6 Summary of Device Operating Modes
  11. 11Application and Implementation
    1. 11.1 Application Information
      1. 11.1.1 CAN Bus States
    2. 11.2 Typical Application
      1. 11.2.1 Design Requirements
        1. 11.2.1.1 CAN Termination
        2. 11.2.1.2 Loop Propagation Delay
        3. 11.2.1.3 Bus Loading, Length and Number of Nodes
      2. 11.2.2 Detailed Design Procedure
        1. 11.2.2.1 Transient Protection
        2. 11.2.2.2 Transient Voltage Suppressors
      3. 11.2.3 Application Curve
    3. 11.3 System Example
      1. 11.3.1 ISO 11898 Compliance of SN65HVD23x Family of 3.3 V CAN Transceivers
        1. 11.3.1.1 Introduction
        2. 11.3.1.2 Differential Signal
          1. 11.3.1.2.1 Common Mode Signal
        3. 11.3.1.3 Interoperability of 3.3-V CAN in 5-V CAN Systems
  12. 12Power Supply Recommendations
  13. 13Layout
    1. 13.1 Layout Guidelines
    2. 13.2 Layout Example
  14. 14デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 14.1 関連リンク
    2. 14.2 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    3. 14.3 コミュニティ・リソース
    4. 14.4 商標
    5. 14.5 静電気放電に関する注意事項
    6. 14.6 Glossary
  15. 15メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

概要(続き)

これらのデバイスは特に過酷な環境での動作に向けて設計されており、クロス・ワイヤ保護、グランド喪失および過電圧保護、過熱保護に加えて、広い同相動作範囲といった特長があります。

CANトランシーバはCAN物理層であり、産業用、ビルディング・オートメーション、車載アプリケーションに見られる差動CANバスを使用して、シングル・エンドのホストCANプロトコル・コントローラと接続されます。これらのデバイスはバス上で-2V~7Vの同相範囲で動作し、±25Vの同相過渡電圧に耐えられます。

SN65HVD230およびSN65HVD231のRSピン(ピン8)は、高速モード、勾配制御モード、低消費電力モードの3種類のモードで動作します。RSピンをグランドに接続すると高速モードの動作が選択され、トランスミッタの出力トランジスタは立ち上がりおよび立ち下がりの勾配の制限なしに、可能な限り高速でオンおよびオフに切り替わります。立ち上がりおよび立ち下がりの勾配は、RSピンとグランドとの間に抵抗を直列に接続しても変更できます。この勾配は、ピンの出力電流に比例します。抵抗値が10kΩの場合、デバイスのスルーレートは約15V/μsで、抵抗の値が100kΩなら、デバイスのスルー・レートは約2V/μsです。詳細については、「」を参照してください。アプリケーション情報

SN65HVD230は、RSピンにHIGHロジック・レベルが印加されると低電流のスタンバイ・モード(リッスンのみ)に移行し、このモードではドライバがオフになり、レシーバはアクティブに維持されます。このモードは通常モードよりも消費電力が低くなりますが、CANコントローラは依然としてバスを監視でき、アクティビティが検出されるとトランシーバは通常モードまたは勾配制御モードに復帰します。ホスト・コントローラ(MCU、DSP)は、バスにメッセージを送信する必要があるとき、またはスタンバイ・モード中に送信準備状態に復帰する必要を示すバス・トラフィックを受信した場合、デバイスを送信モード(高速または勾配制御)に復帰させます。

SN65HVD230とSN65HVD231との相違点は、RSピンにHIGHロジック・レベルが印加されたとき、SN65HVD231ではドライバとレシーバの両方がオフになることです。このスリープ・モードでは、デバイスはバスにメッセージを送信する、またはバスからメッセージを受信することはできません。デバイスは、RSピンにLOWロジック・レベルを印加して再アクティブ化されるまで、スリープ・モードに維持されます。