JAJA894 June   2025 CDC6C

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   商標
  4. 1はじめに
  5. 2CDC6C BAW 発振器ファミリ
  6. 3放射エミッション テスト結果
  7. 4まとめ
  8. 5参考資料

はじめに

新製品がリリースされた場合、多くの産業分野のお客様にとって、CISPR-32 放射エミッションの許容意をクリアすることは、特にHVAC(エアコン)やモータードライブのようなアプリケーションでは、極めて重要です。クロック製品とタイミング製品は、厳格なクラス B 制限を満たすうえで重要な役割を果たします。放射エミッションレベルが低い発振器部品を選択するこでと、設計に余裕が生まれ、周波数帯域全体のさまざまなポイントで、スプリアスのピーク振幅が低減されます。

このアプリケーションノートでは、BAW 共振器技術を採用したTI の CDC6C 発振器について説明し、デバイスの各バリエーションにおける機能の違いについて解説します。次に、CDC6C の放射エミッション性能を分析し、現在入手可能な水晶クロック水晶発振器と比較して評価を行います。CISPR-32プリコンプライアンステストのセットアップを使用して、BAW と水晶発振器の両方を 3 つの周波数でテストし、30MHz ~ 1GHzの周波数帯域全体でピークスプリアス値を確認します。この方法は、他の CISPR 規格にも適用可能です。