JAJA918 June 2025 MSPM0C1104
PWM 信号がオープン ドレイン IO であるファン モジュールでは、MSPM0C1104 デバイスまたは MSPM0C1106 デバイスの使用を推奨しています。設計の概要を 図 2-1 に示します。
これらのデバイスは、1.62V ~ 3.6V の電源と、8 ~ 16kB のフラッシュで動作します。1MHz のクロック周波数までサポートできる I2C インターフェイスがあります。このデバイスには、12 ビットの ADC と、最大 10 個の PWM 出力またはキャプチャをサポートできる 3 つのタイマが搭載されています。これらのデバイスは、4 線式ファン 4 基の制御をサポートできます。
MSPM0C1105 と MSPM0C1106 もデバイスのオプションになります。これらのデバイスは、1.62V ~ 3.6V の電源と、32 ~ 64kB のフラッシュで動作します。1MHz のクロック周波数までサポートできる I2C インターフェイスがあります。このインターフェイスは、12 ビット ADC と 5 つのタイマを搭載しており、最大 14 の PWM 出力またはキャプチャをサポートできます。このインターフェイスは、4 線式ファン 6 基の制御をサポートできます。
TACH 信号と PWM 信号はいずれもオープン ドレイン IO です。3.3V にプル アップし、MSPM0C のキャプチャとチャネルに直接接続します。
温度センサには、NTC または TMP61 などのリニア サーミスタを使用できます。
I2C インターフェイスを使用して、PWM デューティや PWM 周波数の変更、TACH のキャプチャ値の読み取り、ADC 結果の読み取りなど、あらゆる構成を実行できます。通信プロトコルの詳細については 機能の説明 を参照してください。
ファンの故障状態を検出するホストを変更するための GPIO 出力があります。