JAJAA42A November   2024  – October 2025 F29H850TU , F29H859TU-Q1

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   商標
  4. はじめに
  5. 補足オンライン情報
  6. SSU の概要
  7. 主要概念の定義
  8. 安全およびセキュリティ目標
  9. システム設計
  10. SSU の設定
    1. 7.1 フラッシュ SECCFG 領域
    2. 7.2 SSU 開発ライフサイクル
    3. 7.3 SysConfig ツールを使用
      1. 7.3.1 システム セキュリティ設定の有効化
      2. 7.3.2 アプリケーション モジュールの設定
      3. 7.3.3 特殊モジュールの設定
        1. 7.3.3.1 LINK2 構成
        2. 7.3.3.2 LINK1 構成
        3. 7.3.3.3 共通コード リンク設定
      4. 7.3.4 サンドボックスの定義
      5. 7.3.5 共有メモリの追加
  11. デバッグ許可
    1. 8.1 パスワードベースのロック解除
  12. SSU のデバッグ
    1. 9.1 ビルド エラーのデバッグ
    2. 9.2 ランタイム エラーのデバッグ
  13. 10SSU に関するよくある質問 (FAQ)
  14. 11まとめ
  15. 12参考資料
  16. 13改訂履歴

共有メモリの追加

共有メモリ領域は、複数のアプリケーション モジュールからアクセスできる特別なアクセス保護領域 (APR) です。SysConfig では、「システム セキュリティ」ページの「共有メモリ」タブを選択し、「追加」ボタンをクリックすると、共有メモリを追加できます。複数の共有メモリを追加できますが、CPU で使用可能な APR の総数に制限されます(各種アプリケーションモジュール用に定義された APR を含む)。各共有メモリにソース ファイルを含めることができます。SysConfig は、構成どおりに、これらのファイルから .bss.data.const.rodata セクションを追加します。カスタム セクション名を含めるように定義することもできます。

共有メモリごとに、読み取り専用権限を必要とするアプリケーション モジュールと、書き込み権限を必要とするモジュールを選択できます。SysConfig は、各モジュールの LINK に対して定義されている APR 権限を自動的に設定します。

 共有メモリの設定例図 7-5 共有メモリの設定例