JAJSOO1C December 2024 – July 2025 CDC6C
PRODUCTION DATA
CDC6Cx は LDO を内蔵しており、セクション 6.6 表に示すように、優れた PSRR 性能を備えています。「CDC6CEVM User's Guide」を参照して、CDC6Cx BAW 発振器を設計に使用する場合のリファレンス レイアウトをご確認ください。
CDC6Cx のピン 1 の機能を設定するには、標準的な 10kΩ 以下の抵抗を VDD に接続して、OE ピンを High に駆動します。デバイスには 100kΩ を上回る内部プルアップ抵抗があるため、外部プルアップ抵抗が不要な場合は、このピンをオープンのままにできます。OE ピンを Low に駆動するには、標準的な 10kΩ 以下の抵抗をプルダウン抵抗として使用します。
EMI を低減するため、 CDC6Cxでは立ち上がり / 立ち下がり時間を短縮するオプションを注文できます。EMI を抑える必要があるアプリケーションの場合、適切な立ち上がり / 立ち下がり時間のオプションを選択するとともに、「CDC6Cx CISPR25 放射エミッション性能レポート 」を参照して EMI の低減を検討してください。
CDC6Cxには、通常モード以外に 4 つの低速モード オプションがあります。目的の立ち上がり / 立ち下がり時間に基づいて、適切な低速モード オプションおよび負荷容量値を 2pF、5pF、10pF、15pF から選択します。表 9-1 には、各種負荷容量に対して推奨される低速モード オプションがあります。たとえば、負荷容量が 15pF の場合、低速モード 4 オプションを使用すると、立ち上がり / 立ち下がり時間が最もゆっくりになります。15pF で低速モード 1、低速モード 2、低速モード 3 も選択できますが、立ち上がり / 立ち下がり時間がより高速になります。表 9-1の値は、25MHz CDC6Cx使用して取得されます。
| 低速モード オプション | 負荷容量 | 低速モードでの立ち上がり / 立ち下がり時間 (ns) (標準値 / 最大値) | 通常モードでの立ち上がり / 立ち下がり時間 (ns) (標準値 / 最大値) |
|---|---|---|---|
| 低速モード 1 | 2pF | 0.42 / 0.75 | 0.28 / 0.65 |
| 低速モード 2 | 5pF | 1.11 / 2.0 | 0.33 / 0.8 |
| 低速モード 3 | 10pF | 1.85 / 3.1 | 0.44 / 1.7 |
| 低速モード 4 | 15pF | 2.7 / 4.0 | 0.87 / 2.2 |