JAJZ028A October   2017  – June 2025 MSP432E401Y , MSP432E411Y

 

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  2. 1MSP432E4 SimpleLink™ マイクロコントローラ
    1. 1.1 はじめに
    2. 1.2 デバイスの命名規則
    3. 1.3 デバイスのマーキング
    4. 1.4 エラッタの概要
    5. 1.5 エラッタの説明
      1.      ADC#13
      2.      ADC#14
      3.      EPI#01
      4.      GPIO#09
      5.      GPTM#09
      6.      GPTM#15
      7.      HIB#10
      8.      HIB#16
      9.      HIB#18
      10.      HIB#19
      11.      MEM#07
      12.      MEM#15
      13.      MEM#16
      14.      PWM#04
      15.      PWM#05
      16.      PWM#06
      17.      QEI#01
      18.      SSI#03
      19.      SSI#05
      20.      SSI#06
      21.      SSI#07
      22.      SSI#08
      23.      SYSCTL#03
      24.      SYSCTL#18
      25.      SYSCTL#24
      26.      USB#04
      27.      WDT#08
    6. 1.6 付録 1
    7. 1.7 付録 2
  3. 2商標
  4. 3改訂履歴

SYSCTL#18

DIVSCLK は DIV = 0x0 の場合、期待されるクロック周波数と異なる出力を行います

説明

Divisor およびソースクロック構成 (DIVSCLK) レジスタで、DIV ビットフィールドが 0x0 (1 分周) の場合、GPIO へのクロック出力が期待される値ではありません。

  • DIV ビットフィールドがコードでまだ調整されていない場合、クロック周波数は SRC ビットフィールドで定義されたクロックソースを 32 で割った値になります。たとえば、SRC = 0x1 (PIOSC) および DIV = 0x0 の場合、GPIO へのクロック出力は PIOSC から導出される 500 kHz の周波数になります。
  • DIV ビットフィールドがコード内で既に調整されている場合、クロック周波数は SRC ビットフィールドで定義されたクロックソースを、以前の DIV ビットフィールド値で割った値になります。たとえば、SRC = 0x1 (PIOSC) かつ DIV が以前 0x1 (2 分周) であった後、0x0 に書き込まれた場合、GPIO へのクロック出力は PIOSC から導出される 8MHz の周波数になります。

回避方法

ソースのクロック精度が問題でない場合、ゼロでない DIV 値と異なる SRC 値を使用して特定の周波数を実現できます。たとえば、16MHz クロックを実現するには、SRC = 0x1 (PIOSC) および DIV = 0x0 の代わりに、SRC = 0x0 (システムクロック) および対応する DIV 値 (システムクロックが 80MHz の場合、DIV = 0x4 (5 分周)) を使用してください。