Wi-SUN

グローバル周波数帯域対応、復元力があり、相互運用可能な標準ベースの Sub-1GHz メッシュ ソリューション

Wi-SUN とは

スマート グリッドとスマート シティの各アプリケーションで、他のトポロジよりも干渉に対する耐性が高い堅牢なワイド エリア ネットワークを構築する際に、長距離対応で信頼性の高いメッシュ トポロジが不可欠です。自己修復型のメッシュ ネットワークを採用すると、ネットワークの冗長性が向上します。TI の Wi-SUN® ソリューションは、数千のノードを持つ大規模な屋外ネットワーク向けに低消費電力でコスト効率の優れた通信を実現する、互いにピン互換性のあるワイヤレス  マイコン (MCU) ファミリで構成されています。

WI-SUN FAN 1.1

Wi-SUN フィールド エリア ネットワーク (FAN) はどのようなものですか?

ボーダー ルータ:

  • ネットワークの主な制御
  • IPv6 ゲートウェイ

ルータ:

  • アクティブなネットワーク ノード
  • ネットワーク トラフィックを転送します
  • 他のルータがネットワークに参加できるようにします

特長:

  • 自己形成型&かつ自己修復型のメッシュ ネットワーク
  • 周波数ホッピング
  • IEEE 規格ベース

Wi-SUN ボーダー ルータをサポートするデバイス アーキテクチャはどのようなものですか?

組込みボーダー ルータ

  • 1 チップ アーキテクチャ (Sub-1GHz マイコン)
  • マルチプロトコル サポート (CoAP & IPv6)
  • 300 台のルータをサポート (マイコン RAM で制限)

無線コプロセッサ (RCP) ボーダー ルータ

  • 2 チップ アーキテクチャ (Linux MPU + Sub-1GHz マイコン)
  • マルチプロトコル サポート (CoAP & IPv6)
  • ネイティブ IPv6 ネットワーク インターフェイス
  • 外部認証および DHCP サーバーをサポート
  • 最大 1000 台のルータをサポート
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Wi-SUN ルータをサポートするデバイス アーキテクチャはどのようなものですか?

組込みルータ

  • 1 チップ アーキテクチャ (Sub-1GHz マイコン)
  • マルチプロトコル サポート (CoAP & IPv6)

無線コプロセッサ (RCP) ルータ

  • 2 チップ アーキテクチャ (Linux MPU + Sub-1GHz マイコン)
  • マルチプロトコル サポート (CoAP & IPv6)
  • ネイティブ IPv6 ネットワーク インターフェイス
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主要製品

TI の Wi-SUN を選択する理由?

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標準ベースの接続機能

Wi-SUN は、市場で統一を推進しているオープン規格プロトコル (IEEE 802.15.4) です。TI は Wi-SUN Alliance のメンバーであり、相互運用可能なソリューション、ロイヤリティ フリーのソフトウェア、多層セキュリティを実現しています。

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認証済み Wi-SUN スタック

TI の Wi-SUN ソフトウェアを活用すると、周波数ホッピング機能を搭載したメッシュ ネットワークを実装できます。このネットワークは、ライセンス不要の Sub-1 GHz 周波数帯をグローバルにサポートしているため、開発中の最終製品の認証と導入が容易になります。

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グリッド インフラ&など

Wi-SUN プロトコルは、ネットワーク接続型 (コネクテッド) のスマート メーターやスマート街路照明など、高いデータ スループット、多くのノード数、および自己修復型のメッシュ機能を必要とするアプリケーションに適しています。

はじめに

Wi-SUN (Wireless Smart Utility Network) テクノロジーは複数のデータ レートと複数の周波数帯をサポートし、世界各地のさまざまな規制要件に適合しています。該当するアプリケーションは、スマート グリッドやスマート シティであり、認証済み製品を採用する方法で、マルチベンダの相互運用性を確保しています。

Wi-SUN の開発を開始するには、こちらのビデオをご覧になり、以下の手順に従うことをお勧めします。

製品概要
TI Wi-SUN® FAN Stack - Software Overview (Rev. B)
『"TI Wi-SUN FAN Stack – ソフトウェア概要"』では、TI が提供している Wi-SUN ソフトウェアの内容と TI のサポート エコシステムについて説明しています。
PDF | HTML
ブログ
Wi-SUN スタックを選定する前に考える 4 つの質問
Wi-SUN スタックを選定する前に確認する必要のある 4 つの重要な質問を以下に示します。
ブログ
Wi-SUN FAN でネットワーク接続インフラを改善する方法
Wi-SUN が、公共事業、機器メーカー、エンド ユーザーにもたらす利点をご確認ください。
Wi-SUN に関する主な製品
CC1354P10 アクティブ 1MB フラッシュと 296KB SRAM とパワー アンプ内蔵、SimpleLink™ Arm® Cortex®-M33 マルチバンド ワイヤレス マイコン
CC1352P7 アクティブ パワー アンプ内蔵、SimpleLink™ Arm® Cortex®-M4F マルチプロトコル Sub-1GHz と 2.4GHz 対応のワイヤレス マイコン
CC1312R アクティブ 352kB フラッシュ搭載、SimpleLink™ 32 ビット Arm Cortex-M4F Sub-1GHz ワイヤレス マイコン (MCU)
  • 25 年の寿命要件に適合する設計を採用した、産業用グレードのマイコン、プロセッサ、通信デバイス。
  • TI のワイヤレス ソーラー管理システム (WSMS)、Wi-SUN、ZigBee、PLC、Wi-Fi をサポート。
  • WSMS を使用すると、ソーラー マイクロインバータ、最大電力点追従機能 (MPPT)、他のソーラー関連ソリューションで、電力網への高速な接続時間や迅速なシャットダウンなどの主な特長を実現しやすくなります。

WSMS の開発を開始するには、以下の手順に従ってください。

アプリケーション概要
Wireless Technologies for Solar Micro Inverters and Trackers (Rev. A)
この技術資料では、集中型と分散型両方の再生可能エネルギー生成インフラをターゲットとするワイヤレス通信プロトコルの主な要件について説明します。
PDF | HTML
関連資料
ウェビナー:ソーラー マイクロインバータと追従機能に適したワイヤレス テクノロジー (Wireless Technologies for Solar Microinverters and Trackers)
このウェビナーでは TI の最新 SDK を活用し、ネットワーク形成に要する時間の短縮に取り組み、難易度の低減を通じて、製造、設置、保守の各プロセスを実施する際にメーカー各社を支援する方法を説明します。
ワイヤレスソーラー管理システム に関する主な製品
CC1352P7 アクティブ パワー アンプ内蔵、SimpleLink™ Arm® Cortex®-M4F マルチプロトコル Sub-1GHz と 2.4GHz 対応のワイヤレス マイコン
CC3300 アクティブ SimpleLink™ Wi-Fi 6 コンパニオン IC
CC1354P10 アクティブ 1MB フラッシュと 296KB SRAM とパワー アンプ内蔵、SimpleLink™ Arm® Cortex®-M33 マルチバンド ワイヤレス マイコン

大規模システム向けに開発された Wi-SUN メッシュ ネットワークを活用して、都市部のインフラを変革できます。Wi-SUN は、実際の屋外環境で信頼性を維持する長距離対応の低消費電力ワイヤレス ネットワークにより、街灯、センサ、公共施設などを接続します。

照明、交通センシング、グリッドの監視 など、複数の独立したサービスを同一のネットワーク 上でサポートすると同時に、自己修復型 IPv6 メッシュ テクノロジーを使用して、データの安全性と通信の耐障害性を維持します。

都市の成長に応じて簡単に拡張でき、インフラを交換せずにデバイスやアプリケーションを追加できます。相互運用性が実証済みの Wi-SUN は、効率的で持続可能なコネクテッド シティに向けた未来に対応できる基盤を提供します。