パッケージ情報
| パッケージ | ピン数 DSBGA (YFF) | 30 |
| 動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
| パッケージ数量 | キャリア 3,000 | LARGE T&R |
BQ25600C の特徴
- 並列充電器として動作し、デュアル充電器動作で高速充電を実現
- 効率性に優れた1.5MHzの同期スイッチモード・バック充電器
- 5V入力から2Aで92%の充電効率
- USB電圧入力(5V)に最適化
- 軽負荷動作向けの低消費電力パルス周波数変調(PFM)モード
- USB入力および高電圧アダプタに対応する単一入力
- 3.9V～13.5Vの範囲の入力電圧に対応、入力電圧の絶対最大定格22V
- USB 2.0、USB 3.0規格、高電圧アダプタ(IINDPM)をサポートするプログラマブル入力電流制限(100mA～3.2A、100mA分解能)
- 最大5.4V (VINDPM)までの入力電圧制限による最大電力トラッキング
- バッテリ電圧を自動的にトラッキングするVINDPMスレッショルド
- 19.5mΩの充電電流センシングMOSFETによる高い充電効率
- Narrow VDC (NVDC)電力パスの管理
- バッテリ未接続または深放電状態でも即時オン
- バッテリ補助モードで理想的なダイオード動作
- 柔軟性の高い自律およびI2Cモードにより最適なシステム性能を実現
- すべてのMOSFET、電流センシング、ループ補償を含む高度な統合
- 17µAの低いバッテリ・リーク電流
- 高精度
- ±0.5%の充電電圧レギュレーション
- 1.5Aで±5%の充電電流レギュレーション
- 1.38Aで±6%の充電電流レギュレーション
- 0.9Aで±10%の入力電流レギュレーション
- リモート・バッテリ・センシングによる高速充電
BQ25600C に関する概要
bq25600Cデバイスは、シングル・セル・リチウムイオン/リチウムポリマ・バッテリ用の高度に統合された3.0Aスイッチモード・バッテリ充電管理およびシステム電力パス管理デバイスです。低インピーダンス電力パスにより、スイッチモード動作効率を最適化し、バッテリ充電時間を削減します。I2Cシリアル・インターフェイスで充電およびシステム設定を行うことで、デバイスを柔軟なソリューションとすることができます。
bq25600Cは、シングル・セル・リチウムイオン/リチウムポリマ・バッテリ用の高度に統合された3.0Aスイッチモード・バッテリ充電管理およびシステム電力パス管理デバイスです。高い入力電圧による高速充電と高効率を特長としており、さまざまなスマートフォンやタブレット、携帯機器の並列充電アプリケーションをサポートします。bq25600Cはbq25600とは異なるI2Cアドレスを持つため、bq25600を主充電器とし、bq25600Cを並列充電器とする場合にはシングルI2Cバスのみが必要となります。低インピーダンス電力パスにより、スイッチモード動作効率を最適化し、バッテリ充電時間を削減します。入力電圧/電流レギュレーションとバッテリ・リモート・センシングにより、バッテリに最大限の充電電力を供給できます。このソリューションは、入力逆電流ブロックFET (RBFET Q1)、ハイサイド・スイッチングFET (HSFET、Q2)、ローサイド・スイッチングFET (LSFET、Q3)、およびシステムとバッテリの間のバッテリFET (BATFET、Q4)を高度に統合しています。また、ハイサイド・ゲート・ドライブ用のブートストラップ・ダイオードを内蔵し、システム設計の簡素化を実現しています。I2Cシリアル・インターフェイスで充電およびシステム設定を行うことで、デバイスを柔軟なソリューションとすることができます。
このデバイスは、標準のUSBホスト・ポート、USB充電ポート、USB対応高電圧アダプタなど、幅広い入力ソースをサポートしています。また内蔵されたUSBインターフェイスに基づき、デフォルトの入力電流制限を設定しています。デフォルトの入力電流制限を設定するため、デバイスは内蔵のUSBインターフェイスを使用するか、USB PHYデバイスなどシステムに内蔵されている検出回路の結果を使用します。入力電流/電圧レギュレーションにより、USB 2.0およびUSB 3.0の電力仕様に準拠しています。
このデバイスはソフトウェア制御なしに、充電サイクルを開始・完了できます。バッテリ電圧を感知し、プレコンディショニング、定電流、定電圧という3フェーズでバッテリを充電します。充電サイクルの終わりに、充電電流がプリセットされた制限を下回り、バッテリ電圧が再充電スレッショルドを上回ると、充電器は自動的に処理を終了します。十分に充電されたバッテリが再充電スレッショルドを下回ると、充電器は自動的にまた充電サイクルを開始します。
この充電器は、充電安全タイマや過電圧/過電流保護など、バッテリ充電とシステム運用に向けた多様な安全機能を備えています。サーマル・レギュレーションにより、接合部温度が110℃を上回ると充電電流が低減されます(プログラミング可能)。STAT出力により、充電状態とフォルト状態がレポートされます。その他の安全機能には、サーマル・レギュレーションやサーマル・シャットダウン、入力UVLO、過電圧保護があります。適切な電源が存在する場合、VBUS_GDビットによって示されます。フォルトが発生すると、INT出力により即座にホストに通知します。
このデバイスは30ボール、2.0mm×2.4mm WCSPパッケージで提供されています。