パッケージ情報
パッケージ | ピン数 TQFP (PFB) | 48 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 1,000 | LARGE T&R |
DAC5672A の特徴
- 14ビット、デュアル伝送DAコンバータ(DAC)
- 更新速度: 275MSPS
- 単一電源: 3V~3.6V
- 高SFDR (スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ): 5MHz時84dBc
- 高IMD3 (3次相互変調歪): 15.1MHzおよび16.1MHz時79dBc
- WCDMAのACLR (隣接チャネル漏洩電力比): ベースバンド時78dB
- WCDMAのACLR: 30.72MHz時73dB
- 独立または単一抵抗によるゲイン制御
- デュアル・データまたはインターリーブ・データ
- 1.2Vのリファレンスを内蔵
- 低消費電力: 330mW
- パワーダウン・モード: 9mW
- パッケージ: 48ピンTQFP (Thin-Quad Flat Pack)
DAC5672A に関する概要
DAC5672Aデバイスは、電圧リファレンスを内蔵したモノリシック、デュアル・チャネルの14ビット高速DACです。
最高275MSPSの更新速度で動作し、抜群の動的性能、正確なゲイン、オフセット整合といった特性を備えていることから、I/QベースバンドまたはダイレクトIF通信アプリケーションに最適です。
各DACには、シングルエンドまたは差動アナログ出力構成に適した高インピーダンスの差動電流出力が備えられています。外部抵抗を使用して、各DACのフルスケール出力電流を別々に、または同時にスケーリングすることができます(一般的には2mA~20mA)。高精度の内蔵電圧リファレンスは温度補償機能を備え、安定した1.2Vのリファレンス電圧を提供します。外部リファレンスも使用できます。
DAC5672Aには、クロックとデータ・ラッチが異なる14ビットのパラレル入力ポートが2つあります。柔軟性を高めるために、インターリーブ・モードで動作する際には1ポートで各DACへの多重データもサポートされます。
DAC5672Aは、50Ωの二重終端負荷を接続した変圧器結合の差動出力用に設計されています。20mAのフルスケール出力電流の場合、インピーダンス比4:1 (結果として出力4dBm)とインピーダンス比1:1の変圧器(出力-2dBm)をサポートします。
DAC5672Aは48ピンTQFPパッケージで供給されます。ファミリ製品間にはピン互換性があり、12ビット(DAC5662)および14ビット(DAC5672A)の分解能を提供します。さらに、DAC5672AはDAC2904およびAD9767のデュアルDACとピン互換です。このデバイスは、-40℃~85℃の工業用温度範囲で動作することを特長としています。