パッケージ情報
| パッケージ | ピン数 SOT-SC70 (DCK) | 6 |
| 動作温度範囲 (℃) -40 to 125 |
| パッケージ数量 | キャリア 3,000 | LARGE T&R |
INA186-Q1 の特徴
- 車載アプリケーション用に AEC-Q100 認定済み：
- 温度グレード 1：–40℃～+125℃、TA
- 機能安全対応
- 広い同相電圧範囲 (VCM)： –0.2V～+40V、 絶対最大定格 42V (車載用 12V バッテリ・アプリケーション向けに推奨)
- 低入力バイアス電流 (IIB)：500pA (標準値)
- 低消費電力：
- 低電源電圧 (VS)：1.7V～5.5V
- 低静止電流 (IQ)：48µA (標準値)
- 精度：
- 同相電圧除去比：120dB (最小値)
- ゲイン誤差 (EG)：±1% (最大値)
- ゲイン・ドリフト：10ppm/℃ (最大値)
- 入力オフセット電圧 (VOS)：±50µV (最大値)
- オフセット・ドリフト：0.5µV/℃ (最大値)
- 双方向の電流センシング機能
- ゲイン・オプション：
- INA186A1-Q1：25V/V
- INA186A2-Q1：50V/V
- INA186A3-Q1：100V/V
- INA186A4-Q1：200V/V
- INA186A5-Q1：500V/V
INA186-Q1 に関する概要
INA186-Q1 は車載用の低消費電力、電圧出力、電流センス・アンプです (電流シャント・モニタともいいます)。 このデバイスは一般に、車載用 12V バッテリに直接接続されるシステムの監視に使用します。 INA186-Q1 は、電源電圧にかかわらず –0.2V～+40V の同相電圧範囲でシャントの両端の電圧降下を検出できます。 また、入力ピンの絶対最大定格電圧は 42V です。
INA186-Q1 は入力バイアス電流が低いことから、より大きな電流センス抵抗を使用できるため、µA の範囲で正確に電流を測定できます。ゼロドリフト・アーキテクチャによりオフセット電圧が低いため、電流測定のダイナミック・レンジが拡大されます。この特長により、電力損失の小さい小型のセンス抵抗を使用しながら、正確な電流測定を行えます。
INA186-Q1 は 1.7V～5.5V の単一電源で動作し、消費電流はイネーブル時に最大 90µA です。5 種類の固定ゲイン品(25V/V、50V/V、100V/V、200V/V、500V/V) を提供しています。このデバイスは –40℃～+125℃の温度範囲で動作が規定されており、 SC70、SOT-23 (5)、SOT-23 (8) パッケージで供給されます。 SC70 および SOT-23 (DDF) パッケージ品は双方向電流測定に対応しています。一方、SOT-23 (DBV) パッケージ品は一方向の電流測定のみに対応しています。