パッケージ情報
パッケージ | ピン数 VQFN (RGT) | 16 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 3,000 | LARGE T&R |
THS4509 の特徴
- 完全差動アーキテクチャ
- 電源電圧の中点の同相入力範囲
- 出力同相モード制御
- 2V/V (6dB)の最小ゲイン
- 帯域幅: 1900MHz
- スルーレート: 6600V/μs
- 1%セトリング・タイム: 2ns
- HD2: 100MHzで–75dBc
- HD3: 100MHzで–80dBc
- OIP3: 70MHzで37dBm
- 入力電圧ノイズ: 1.9 nV/√Hz (f > 10MHz)
- 電源電圧: 3V~5V
- 電源電流: 37.7mA
- パワーダウン時電流: 0.65mA
アプリケーション
- 5Vデータ収集システム
高直線性ADCアンプ - ワイヤレス通信
- 医療用画像処理
- 試験/測定機器
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THS4509 に関する概要
THS4509は広帯域の完全差動オペアンプで、5Vのデータ収集システム用に設計されています。1.9nV/√Hzの低ノイズで、高調波歪みも100MHz、2VPP、G = 10dB、1kΩ負荷で–75dBc HD2および–80dBc HD3と低いのが特長です。スルーレートが6600V/μsと高く、セトリング・タイムは1% (2Vステップ)に対して2nsであるため、パルスを使用するアプリケーションに理想的です。最小ゲインは6dBに設計されていますが、10dBのゲインに最適化されています。
A/Dコンバータ(ADC)へのDCカップリングを可能にするため、独自の出力同相制御回路により、設定電圧から3mVオフセット(標準値)内に出力同相電圧が維持されます。このときの条件は、設定電圧が電源電圧の中点から0.5Vの範囲内であり、差動オフセット電圧が4mV未満です。同相電圧の設定点は内部回路により電源電圧の中点に設定され、また外部電源からオーバードライブすることができます。
入力および出力は、同相電圧を電源電圧の中点に設定したときに最高の特性になるように最適化されています。低電源電圧時の高性能と合わせて、この設計は高性能の単一電源5Vデータ収集システムに理想的です。THS4509の総合的な性能は、ADS5500 ADCを駆動し、10dBゲイン、125MSPSのサンプリング速度のとき、SFDRが81dBc、SNRが69.1dBc、70MHzにおいて-1dBFS信号です。
THS4509はクワッドのリードレスVQFN-16パッケージ(RGT)で供給され、完全な工業用温度範囲の-40℃~-85℃で動作が規定されています。