TIDA-060040
正確なモータ位置制御のためのホール効果センサ搭載絶対角度エンコーダのリファレンス・デザイン
TIDA-060040
概要
TIDA-060040 リファレンス デザインは、ロボット アーム制御のような高精度モーター制御アプリケーションで一般的に使用されている、絶対角度エンコーディング (アブソリュート エンコーダ) の 1 つの方式を提示します。角度の符号化は、さまざまな磁気センシング・テクノロジーを使用して実現できます。この方式は、磁束密度、つまり記号 B で表す磁場で、2 つのベクトル成分を検出します。これらの成分の間には、自然に 90° の位相差があります。磁気素子が回転すると、センサ入力は正弦波になり、三角関数を使用して計算を行うことができます。
ただし、システムの電気的および機械的特性のため、最高の精度を達成するために最終的な結果を訂正する必要が生じることがあります。通常、大半の高精度モーター制御アプリケーションは、最終的な目標誤差を 0.1° 未満に設定します。このデザインでは、高精度の角度測定を実現するために、磁気素子の選定、配置の決定、システム レベルの不完全性の補正に関するプロセスを検討しています。
特長
- フレキシブルな位置合わせとセンサ配置のために、軸上、面内、軸外の各位置で角度を測定
- 0.1° の精度を実現するキャリブレーション プロセス
- デジタル SPI 通信またはアナログ出力を選択可能
- センサの配置に関するガイドを示す設計ファイル
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
TIDMA59.PDF (134 K)
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト