JAJSSA0F February 2005 – January 2024 LM95231
PRODUCTION DATA
LM95231 は、他の IC 温度センサと同様に簡単に適用でき、またリモート ダイオード センシング機能があるため新しい方法でも使用できます。プリント基板に半田付けできます。熱伝導率が最良の得る経路はダイとピンの間であるため、その温度は実質的にプリント基板のランドおよび LM95231 のピンに半田付けされたトレースと同じになります。これは、周囲気温がプリント基板の表面温度とほぼ同じであると想定した場合です。気温が表面温度よりもはるかに高いか低い場合、LM95231 ダイの実際の温度は、表面温度と気温の間になります。ここでも、主な熱伝導経路はリード線を通過しているため、ダイの温度には気温よりも回路基板の温度のほうが大きく影響します。
LM95231 のダイの外部温度を測定するには、リモート ダイオードを使用します。このダイオードはターゲット IC のダイ上に配置でき、LM95231 の温度とは別に IC の温度を測定できます。ディスクリート ダイオードを使用して、外部物体の温度や周囲気温を検出することもできます。ディスクリート ダイオードの温度は、そのリード線の温度の影響を受け、多くの場合はそれが温度を決定する主要な要因となります。ほとんどのシリコン ダイオードは、この用途には適していません。コレクタをベースに接続した MMBT3904 トランジスタのベース エミッタ接合部を使用することをお勧めします。
LM95231 の TruTherm 技術により、プロセッサに搭載されているような内蔵サーマル ダイオードを正確に検出できます。TruTherm 技術をオフにした場合、LM95231 は MMBT3904 などのダイオード接続トランジスタを測定できます。
LM95231 は、90nm プロセスの Pentium 4 プロセッサに内蔵されたリモート サーマル ダイオード、または MMBT3904 トランジスタの測定用に最適化されています。リモート ダイオード モデル選択レジスタを使用すると、どちらのリモート入力ペアも、90nm プロセスの Pentium 4 プロセッサまたは MMBT3904 のいずれかに割り当てることができます。