JAJSX03 July 2025 AMC0330S
PRODMIX
ピーク入力電圧は 230V×√2×1.1 = 360V です。最大クロス電流要件が 200μA であるため、抵抗分圧器の合計インピーダンスは 1.8MΩ と決定されます。抵抗分割器のインピーダンスは、GUID-425E1E9B-42C5-495E-9A51-70A180ED83D0.html#FIG_BJW_VX4_2DC で R1 および R2 で例示されている上部の抵抗器によって決まります。ユニット抵抗あたりの最大許容電圧降下は、125V と規定されています。したがって、抵抗分圧器の上部にあるユニット抵抗の最小数は 360V/125V ≅ 3 です。計算されたユニット値は 1.8MΩ/3 = 600kΩ であり、E96 シリーズの次に近い値は 604kΩ です。
最大入力電圧 (360V) での電圧降下が VFSR と等しくなるように、RSNS のサイズを調整します。VFSR は線形フルスケール電圧で、±1V と規定されています。RSNS は、RSNS = VFSR / (VPeak – VFSR) × RTOP として計算されます。RTOP は上部抵抗ストリングの合計値 (3 × 604kΩ = 1.812MΩ) です。RSNS の結果の値は 5.05kΩ になります。E96 シリーズで次に近い値は 4.99kΩ です。
抵抗分圧器の設計を、表 8-2 にまとめます。
| パラメータ | 値 |
|---|---|
| ユニット抵抗値、RTOP | 604kΩ |
| RTOP の単位抵抗の数 | 3 |
| センス抵抗値、RSNS | 4.99kΩ |
| 合計抵抗値 R(TOP + RSNS) | 1.817MΩ |
| この結果、抵抗分割器を流れる電流 ICROSS が生じます | 198.1μA |
| その結果、センス抵抗 RSNS の両端間でのフルスケール電圧降下が発生します | 989mV |
| RTOP ユニット抵抗で消費されるピーク電力 | 23.7mW |
| 抵抗分圧器で消費される総ピーク電力 | 71.3mW |