JAJA919 June 2025 ISO1228
PLC モジュールに入力される AC 信号は、電圧が正と負の間で交互に変化するため、双方向の信号になります。しかし、ISO1228 のような絶縁型デジタル入力デバイスは、通常は一方向 (DC) の信号を検出するように設計されています。このような AC 信号を正しく検出しつつ、ISO1228 を保護するためには、図 図 2-1 のような回路設計を行うことで対応できます。
この構成では、直列ダイオード(赤で強調表示)を使用して AC 信号の負の半分を遮断します。これにより、正の半周期のみが ISO1228 入力に到達でき、AC 信号を実質的にデバイスが処理可能な形に変換します。このダイオードは基本的に半波整流の役割を果たします。
だたし、ダイオードには特にスイッチング時や AC 信号に高速な過渡が発生した場合、突入電流やサージ電流が発生するため、適切な定格を持つものを選択する必要があります。以下への耐性を備えたダイオードが必要です:
この設計により、DC 動作を意図したデジタル入力デバイスを使用して、デバイスの損傷や信号の読み取りミスを起こさず、AC 信号を安全かつ信頼性の高い方法で検出できるようになります。