TAD52xx デバイスの消費電力を最小限に抑えるには、未使用のモジュールが無効になっていることを確認し、アプリケーションに必要な最も低いサンプリング レート、ビット クロック、コントローラ クロックを使用し、可能な限り低い AVDD および IOVDD 電源電圧で動作させます。以下は、最小消費電力で動作させるための設定およびレジスタの概要です:
- 可能な限り低い電源電圧で動作させます。AVDD および IOVDD は、それぞれ独立して 1.8V または 3.3V の電源に対応しています (AVDD と IOVDD は異なる電源レベルで動作させることもできます)。
- 未使用のデジタル入力は、デジタル グランドに接続します。
- 未使用の出力は、未接続のままにします。
- 未使用の DAC チャネルは、BO_PO_R118 (IN_CH_EN) レジスタを使ってディスエーブルします。
- 未使用の場合は、BO_PO_R120 (PWR_CFG) レジスタで MICBIAS 電源をディスエーブルします。
- 可能な限り低いサンプル レートで動作させます。
- システムが低ジッタのコントローラ クロックを供給する場合は、PLL をディスエーブルにします。PLLをディスエーブルする設定については、セクション 2を参照してください。
- 未使用の後処理ブロックをディスエーブルにする:
- 未使用の場合は、BO_PO_R115[4:3] (DSP_CFG) レジスタでバイカッド フィルタをディスエーブルにします。
- アプリケーションで許可される場合は、BO_PO_R115[7:6] (DSP_CFG) レジスタで、線形位相のデシメーション フィルタではなく超低レイテンシのフィルタを選択します。
- アプリケーションで許可される場合は、プライマリ ASI については BO_PO_R26[5:4] (PASI_WLEN) レジスタを、セカンダリ ASI の場合は BO_P3_R26[5:4] (SASI_WLEN) レジスタを使用して、許容される最小のワード長を選択します。