JAJAA46A September 2023 – October 2025 ISOM8110 , ISOM8610 , ISOM8710 , ISOM8711
シリアル通信インターフェイスは、産業用および車載用システムで、2 つ以上のデバイス間でデータを送受信するために一般的に使用されています。デジタル アプリケーションの場合、短距離の基板内通信で使用される一般的なインターフェイス タイプは UART、SPI、I2C です。これらのアプリケーションで使用する場合、従来のフォトカプラは、データ レート能力が低く、伝搬遅延が大きいことからデータ スループットに制限をかける傾向があります。
ISOM8710 や ISOM8711 などのTI のデジタル フォトカプラ エミュレータ デバイスは、高いデータ転送レートを実現しており、絶縁型の高速通信システムを作成して、MCU や FPGA などのコントローラ デバイスや、センサ、データ コンバータなどのペリフェラル デバイス間で、別の電圧ドメインにある他のコントローラ間で、SPI、UART、I2C、I/O 信号を信頼性の高い方法で送信できます。トランシーバ デバイスと組み合わせると、ISOM871x デバイスは、図 4-2および図 4-3に示すように、CAN や RS-485 などの絶縁型インターフェイス設計を完成させるためにも使用できます。