概要

アナログ入力または出力帯域幅の需要が高くなると、コンバータの帯域幅 (通過帯域の平坦性測定とも呼ばれる) を理解することが非常に重要です。通過帯域の平坦性測定は、混乱したり、誤解を招くことがあります。ユーザーが MSPS と GSPS の周波数のどちらでサンプリングを行う場合でも、コンバータに必要な帯域幅、コンバータに接続するアナログ入出力ネットワーク、またはその両方を明らかにする場合には、同じ原理が適用されます。

この 2 部構成のシリーズの本書では、A/D コンバータ (ADC) と D/A コンバータ (DAC) の両方に適用できる、基本的な周波数応答測定方法について説明します。この方法は、内部のデジタル ダウンコンバータ (DDC) 機能またはデジタル アップコンバータ (DUC) 機能を使用する場合と使用しない場合があります。この方法は、レシーバ設計でコンバータのアナログ帯域幅の測定と特性評価を行うユーザーのためのものです。