JAJSJ79D August   2023  – June 2025 OPT4003-Q1

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2. 特長
  3. アプリケーション
  4. 説明
  5. ピン構成および機能
  6. 仕様
    1. 5.1 絶対最大定格
    2. 5.2 ESD 定格
    3. 5.3 推奨動作条件
    4. 5.4 熱に関する情報
    5. 5.5 電気的特性
    6. 5.6 タイミング要件
    7. 5.7 タイミング図
    8. 5.8 代表的特性
  7. 詳細説明
    1. 6.1 概要
    2. 6.2 機能ブロック図
    3. 6.3 機能説明
      1. 6.3.1 スペクトル応答
        1. 6.3.1.1 チャネル 0:人間の目に類似
        2. 6.3.1.2 チャネル 1:近赤外線 (NIR)
      2. 6.3.2 自動フルスケール レンジ設定
      3. 6.3.3 エラー訂正コード (ECC) 機能
        1. 6.3.3.1 出力サンプル カウンタ
        2. 6.3.3.2 出力 CRC
        3. 6.3.3.3 スレッショルド検出
    4. 6.4 デバイスの機能モード
      1. 6.4.1 動作モード
      2. 6.4.2 割り込み動作モード
      3. 6.4.3 光レンジ選択
      4. 6.4.4 変換時間の選択
      5. 6.4.5 ルクス単位での光測定
      6. 6.4.6 スレッショルド検出計算
      7. 6.4.7 光分解能
    5. 6.5 プログラミング
      1. 6.5.1 I2C バスの概要
        1. 6.5.1.1 シリアル バス アドレス
        2. 6.5.1.2 シリアル インターフェイス
      2. 6.5.2 読み取りと書き込み
        1. 6.5.2.1 高速 I2C モード
        2. 6.5.2.2 バースト読み取りモード
        3. 6.5.2.3 ゼネラル コール リセット コマンド
        4. 6.5.2.4 SMBus のアラート応答
  8. レジスタ マップ
    1. 7.1 レジスタの説明
  9. アプリケーションと実装
    1. 8.1 アプリケーション情報
    2. 8.2 代表的なアプリケーション
      1. 8.2.1 電気的インターフェイス
        1. 8.2.1.1 設計要件
          1. 8.2.1.1.1 光インターフェイス
        2. 8.2.1.2 詳細な設計手順
          1. 8.2.1.2.1 光学機械設計 (USON、 SOT-5X3 バリアント)
        3. 8.2.1.3 アプリケーション曲線
    3. 8.3 設計のベスト プラクティス
    4. 8.4 電源に関する推奨事項
    5. 8.5 レイアウト
      1. 8.5.1 レイアウトのガイドライン
        1. 8.5.1.1 半田付けと取り扱いに関する推奨事項 (USON バリアント)
      2. 8.5.2 レイアウト例
  10. デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 9.1 ドキュメントのサポート
      1. 9.1.1 関連資料
    2. 9.2 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    3. 9.3 サポート・リソース
    4. 9.4 商標
    5. 9.5 静電気放電に関する注意事項
    6. 9.6 用語集
  11. 10改訂履歴
  12. 11メカニカル、パッケージ、および注文情報

チャネル 0:人間の目に類似

OPT4003-Q1 スペクトル応答は人間の目とほぼ一致しています。周囲光センサ測定値を使用して、人間の快適さを表現したり、人間に適した光学条件を作り出したりする場合、センサは人間と同じスペクトルの光を測定する必要があります。

OPT4003-Q1 は、優れた近赤外線 (NIR) 除去機能も備えています。実際の多くの光源には人間が認識していない大量の赤外線成分が含まれているので、この NIR 除去機能は特に重要です。センサが人間の目に見えない赤外線を測定した場合、人間の真の体験は正確に表現されません。

アプリケーションにおいて OPT4003-Q1 を暗いウィンドウの下に隠す必要がある場合 (最終製品のユーザーからセンサを見れないようにするため)、多くの暗いウィンドウで可視光は減衰するものの、赤外線は透過するため、OPT4003-Q1 の赤外線除去がさらに重要になります。この可視光の減衰と近赤外線の減衰の欠如により、センサを照らす赤外線と可視光の比率が増幅されます。OPT4003-Q1 の赤外線除去性能は優れているため、このような条件下でも人間の目とよく一致する結果となります。