JAJSMP8E May 2023 – June 2025 OPT4001-Q1
PRODUCTION DATA
SMBus のアラート応答 (PicoStarTM バリアントでは利用不可)バリアントでは利用不可) を使うと、割り込みが発生したデバイスをすばやく識別できます。このアラート応答機能がないと、複数のターゲット デバイスが接続されている場合に、プロセッサはどのデバイスが割り込み ラインをプルしたかを判断できません。
OPT4001-Q1 は、ラッチ ウィンドウ スタイルの比較モードのときに、SMBus アラート応答アドレスに応答するように設計されています。OPT4001-Q1 は、透過モードでは SMBus アラート応答に応答しません。
図 6-9 に、SMBus のアラート応答に対するデバイスの動作を示します。プロセッサへの割り込みラインがアクティブになると、コントローラはアラート応答ターゲットのアドレスをブロードキャストできます。このアラート応答に続いて、アラートを生成したターゲット デバイスは、アラート応答を確認し、対応する I2C アドレスをバス上に送信することで、自身の識別を行います。アラート応答は、複数の異なるターゲットデバイスを同時にアクティブ化することができます。複数のターゲットが応答を試みた場合、バス アービトレーション ルールが適用されます。アドレスが最も小さいデバイスが調停で優先されます。OPT4001-Q1 が調停に負けた場合、デバイスは I2C トランザクションを承認せず、INT ピンはアクティブ状態のままとなり、I2C コントローラ プロセッサに後続の SMBus アラート応答を発行するよう促します。OPT4001-Q1 が調停で優先権を得ると、デバイスはトランザクションをアクノリッジし、INT ピンを非アクティブに設定します。コントローラは、INT ピンをクリアするために、必要な回数だけ、同じコマンドを再度発行できます。フラグと INT ピンの制御方法については、割り込み動作モード セクションを参照してください。コントローラは、上記のプロセスでブロードキャストされたアドレスから OPT4001-Q1 割り込みのソースに関する情報を取得できます。FLAG_H 値はアドレスの最後の LSB として送信され、コントローラに OPT4001-Q1 割り込みの原因に関する追加情報を提供します。コントローラが追加情報を必要とする場合は、結果レジスタまたは構成レジスタを照会できます。FLAG_H および FLAG_L フィールドは、SMBus アラート応答ではクリアされません。