JAJSPM5 December 2025 AMC0303M2510
PRODUCTION DATA
図 7-2 は、AMC0x03M2510 に実装されている 2 次スイッチト コンデンサ、フィードフォワード ΔΣ 変調器の概念を解説します。1 ビットのデジタル/アナログ コンバータ (DAC) の出力 V5 が、入力電圧 VIN = (VINP – VINN) から減算されます。この減算により、最初の積分器段の入力にアナログ電圧 V1 が供給されます。最初の積分器の出力は、2 番目の積分器段の入力に供給されます。2 番目の積分の結果は、出力電圧 V3 で、VIN および V2 出力と加算されます。VIN は入力信号、V2 は最初の積分器です。その結果生成される電圧 V4 の値に応じて、コンパレータの出力が変化します。この場合、1 ビット DAC は、次のクロック パルスで、関連するアナログ出力電圧 V5 を変更することで応答します。そのため、積分器は逆方向へ進行し、積分器の出力値は強制的に入力の平均値をトラッキングします。
オフセットおよびオフセットのドリフトを低減するため、積分器はチョッピング周波数を fCLK/16。10 MHz の変調器クロックのチョッピング周波数によって生成される 625 KHz のスプリアスを、図 7-3に示します。
| sinc3 フィルタ、OSR = 1、fCLK = 10MHz、fIN = 1kHz |