JAJU828B June 2020 – December 2021 OPA810
測定する未知のインピーダンスが容量性 (CX) の場合、図 2-3に示す回路が形成されます。VF の伝達関数は 式 4 に示されています。

図 2-7 直列抵抗による静電容量性測定式 2と比較して、式 4には RG が存在するため、フィードバック パスにポール ゼロの組み合わせが存在することが示されています。1/β におけるゼロ周波数と極周波数は以下で求められます


ポール周波数とゼロ周波数は、すべての RG -RF 設定で R G が RF と等しいため、関ωP = 2 *ΩZ の関係になります。
図 2-8 直列抵抗による静電容量測定のボード線図これにより、固有のポールでゼロを打ち消すという利点があります。図 2-8は、ほとんどすべての CX において、Aolβ の閉ループ率が 20dB/dec であることを示しています。この事実の例外は、fCL が fZ と fP の間にある場合です。R G- RF 設定は、この状況を回避するように選択されます。これにより、ωP = 2 *ωZ が CX の値から独立しているという、この設計の重要な係数が実現します。測定は、以下に説明する 2 つの方法で行うことができます