V = VO* Sin (ωt+α) を任意の信号とし、0° の位相でユニティ振幅の方形波を乗算すると、結果の出力は図 2-10に示すようになります。
出力の平均値を V1 とします。
式 14. 
同様に、V に 90°の位相の方形波を掛けると、結果の出力は図 2-11に示すようになります。
出力の平均値を V2 とします。
式 15. 
ここで、k は 4/π に等しくなっています。
式 16と式 17を使うことで以下が得られます
式 16. 
式 17. 
このようにして、任意の信号 V の大きさ |V| と位相 α の両方が求められます。