JAJZ041F April   2023  – September 2025 CC2340R5

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2.   概要
  3. 1アドバイザリ マトリックス
  4. 2命名法、パッケージのマーキングとリビジョンの識別
    1. 2.1 デバイスの命名規則
    2. 2.2 サポート対象デバイス
    3. 2.3 パッケージの記号表記およびリビジョンの識別
  5. 3アドバイザリ
    1. 3.1 SPI_04
    2. 3.2 ADC_08
    3. 3.3 ADC_09
    4. 3.4 BATMON_01
    5. 3.5 CLK_01
    6. 3.6 CKM_01
    7. 3.7 I2C_01
    8. 3.8 GPIO_01
    9. 3.9 PMU_01
  6. 4商標
  7. 5改訂履歴

ADC_09

ADC にランダム変換エラーが発生する可能性があります。

影響を受けるリビジョン

表 1-1 を参照

説明

ADC は、ADC 変換の 4 億回に 1 回程度の割合でエラーを発生する可能性があります。変換エラーが発生すると、ADC のデジタル出力にジャンプが生じ、ADC 入力電圧の対応する変化がない場合、「スパークル コード」と呼ばれます。ADC が 12 ビット分解能設定で使用されている場合、ジャンプの大きさは予想される ADC 出力に対して 64LSB 高くまたは低くなります。ジャンプの大きさは、10 ビット分解能で ±16LSB、8 ビット分解能に設定すると ±4LSB に減少します。

回避方法

ADC.DEBUG1:CTRL[10:9] ビットを high に設定すると、ADC 変換で 1000 億回に 1 回のエラー率に低減できます。

3 回の連続サンプリングのうち標準偏差が最も高いものを破棄し、残り 2 つを平均化して ADC 出力を生成する「ベスト アウト オブ スリー」などのソフトウェア回避策も検討可能です。

12 ビット分解能に設定した場合、16 個の連続 ADC 出力をソフトウェアで平均化すると、ADC 出力の偏差が ±4LSB に減少します。

これらの回避策は、SimpleLink™ 低消費電力 F3 ソフトウェア開発キット (SDK) の将来のリリースに組み込まれる予定です。