LFOSC のみを使用する場合、Bluetooth Low Energy リンクを維持することはできません。
説明
一部のデバイスでは、スリープ クロックとして LFOSC を使用した場合に、ランダムなタイミング誤差が 500PPM を超えることにより、Bluetooth Low Energy リンクが維持できないことがあります。
回避方法
ソフトウェアによる回避策が、SimpleLink F3 SDK バージョン 8.10.xx 以上にて提供されているため、LFOSC のみを使用する場合でも、デバイスがブロードキャスタ、オブザーバ、ペリフェラルの各ロールで動作できるようになります。ソフトウェアによる回避策を使用している場合、タイミング誤差が発生すると、短時間ではありますがスループットの低下や電力消費の増加が見られることがあります。このソフトウェア回避策は、中心的な役割をサポートしていません。電力消費の増加やスループット低下の影響を完全に回避し、かつ Central ロールをサポートするために、TI は外部の 32.768kHz 水晶発振子の使用を推奨しています。