パッケージ情報
パッケージ | ピン数 VQFN (RGK) | 64 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 250 | SMALL T&R |
CC3120 の特徴
- ワイヤレス・ネットワーク・プロセッサ (NWP) とパワー・マネージメント・サブシステムで構成された CC3120R SimpleLink™ Wi-Fi
- 専用の Wi-Fi Internet-on-a chip™ Wi-Fi NWP により、Wi-Fi およびインターネット・プロトコル処理をアプリケーション・マイクロコントローラ・ユニット (MCU) から完全にオフロード
- Wi-Fi モード:
- 802.11b/g/n ステーション
- 802.11b/g/n アクセス・ポイント (AP) で最大 4 つのステーションをサポート
- Wi-Fi Direct クライアント / グループ・オーナー
- WPA2 パーソナルおよびエンタープライズ・セキュリティ:WEP、WPA™/WPA2™ PSK、WPA2 エンタープライズ (802.1x)、WPA3™ パーソナル、WPA3™ エンタープライズ
- IPv4 および IPv6 TCP/IP スタック
- 業界標準の BSD ソケット・アプリケーション・プログラミング・インターフェイス (API):
- 16 の TCP または UDP ソケットを同時に使用可能
- 6 つの TLS および SSL ソケットを同時に使用可能
- 業界標準の BSD ソケット・アプリケーション・プログラミング・インターフェイス (API):
- IP アドレッシング:静的 IP、LLA、DHCPv4、DHCPv6 と重複アドレス検出 (DAD)
- SimpleLink 接続マネージャによる自律的で高速な Wi-Fi 接続
- SmartConfig™ テクノロジ、AP モード、WPS2 オプションによる柔軟な Wi-Fi プロビジョニング
- 内部 HTTP サーバーを使用する RESTful API サポート
- 広範なセキュリティ機能:
- ハードウェア機能
- 分離した実行環境
- デバイス ID
- ネットワーク・セキュリティ:
- パーソナルおよびエンタープライズ Wi-Fi セキュリティ
- セキュア・ソケット (SSLv3、TLS1.0/1.1/TLS1.2)
- HTTPS サーバー
- 信頼済みルート証明書のカタログ
- TI 信頼ルート公開キー
- ソフトウェア IP 保護:
- セキュアなキー・ストレージ
- ファイル・システムのセキュリティ
- ソフトウェアの改変検出
- 複製保護
- ハードウェア機能
- 専用 NWP 上で組み込みネットワーク・アプリケーションを実行:
- HTTP/HTTPS Web サーバーと動的なユーザー・コールバック
- mDNS、DNS-SD、DHCP サーバー
- Ping
- 回復機構:出荷時デフォルトまたは完全な出荷時イメージに回復可能
- Wi-Fi TX 出力:
- 1DSSS で 18.0dBm
- 54OFDM で 14.5dBm
- Wi-Fi RX 感度:
- 1DSSS で –96.0dBm
- 54OFDM で –74.5dBm
- アプリケーションのスループット:
- UDP:16Mbps
- TCP:13Mbps
- パワー・マネージメント・サブシステム
- 電源電圧範囲の広い内蔵 DC/DC コンバータ:
- VBAT 広電圧範囲モード:2.1V~3.6V
- VIO は常に VBAT と連動
- 事前安定化 1.85V モード
- 高度な低消費電力モード
- シャットダウン:1µA
- ハイバネーション:4.5µA
- 低消費電力ディープ・スリープ (LPDS): 115µA
- RX トラフィック :59mA
- TX トラフィック : 229mA
- アイドル接続時 (MCU が LPDS、DTIM = 1 の場合): 690µA
- 電源電圧範囲の広い内蔵 DC/DC コンバータ:
- クロック・ソース
- 40.0MHz 水晶振動子と内部発振器
- 32.768kHz 水晶振動子または外部 RTC
- RGK パッケージ
- 64 ピン、9mm × 9mm VQFN (Very Thin Quad Flat Nonleaded) パッケージ、0.5mm ピッチ
- 動作温度
- 周囲温度範囲:–40℃~+85℃
- SimpleLink MCU プラットフォームの開発者エコシステムをサポート
CC3120 に関する概要
CC3120R デバイスは、Wi-Fi®、 Bluetooth Low Energy、Sub-1GHz、ホスト MCU で構成される SimpleLink™ マイクロコントローラ (MCU) プラットフォームの製品です。これらはすべて、シングルコアのソフトウェア開発キット (SDK) と豊富なツール・セットを持つ、共通の使いやすい開発環境を共有しています。SimpleLink™ プラットフォームの統合を 1 回行うだけで、どのようなデバイスの組み合わせでも個々の設計に追加でき、設計要件に変更があっても、コードを 100% 再利用することができます。詳細については、 www.ti.com/simplelink をご覧ください。
テキサス・インスツルメンツ™の CC3120R デバイスですべての MCU を IoT に接続します。Wi-Fi Alliance® 認定の CC3120R は、第 2 世代 SimpleLink™ Wi-Fi® ファミリの製品であり、低消費電力インターネット接続機能を驚くほど簡単に実装できます。
CC3120R は、Wi-Fi およびインターネット・プロトコルをすべて ROM に実装しており、専用の内蔵 Arm® ネットワーク・プロセッサで実行できるため、ホスト MCU の負担が大幅に軽減され、システム統合が容易になります。
CC3120R Wi-Fi® Internet-on-a chip™ に専用の Arm® MCU が搭載されており、ネットワーク・アクティビティの多くをホスト MCU からオフロードできます。このサブシステムには、802.11b/g/n 無線、ベースバンド、MAC が含まれ、強力な暗号化エンジンが搭載されているため、256 ビットの暗号化を使用して、高速で安全なインターネット接続が可能です。CC3120R はステーション、AP、Wi-Fi Direct モードをサポートしています。また、このデバイスは WPA2™ パーソナルおよびエンタープライズ・セキュリティと、WPA3™ パーソナルおよびエンタープライズにも対応しています。TCP/IP、TLS/SSL スタック、HTTP サーバー、および複数のインターネット・プロトコルも内蔵しています。CC3120R は、AP モードに基づく HTTP、SmartConfig™ テクノロジ、WPS2.0 など、各種の Wi-Fi プロビジョニング手法に対応しています。
TI の第 2 世代 SimpleLink™ Wi-Fi® ファミリの製品である CC3120R は、次のような新しい機能や強化された能力を備えています。
- IPv6
- 拡張 Wi-Fi プロビジョニング
- 最適化された低消費電力管理
- 最大 4 つのステーションとの Wi-Fi AP 接続
- BSD ソケットの同時オープン数が増大、最大 16 の BSD ソケット (うち 6 つはセキュア)
- HTTPS のサポート
- RESTful API のサポート
- 非対称キー暗号化ライブラリ
CC3120R には、小さくて使いやすいホスト・ドライバが付いており、ネットワーク・アプリケーションの統合や開発を簡単に行えます。このホスト・ドライバは、ほとんどのプラットフォームとオペレーティング・システム (OS) に簡単に移植できますが、ANSI-C (C99) に厳密に準拠して記述されており、最小限のプラットフォーム・アダプテーション層 (移植層) が必要です。メモリのフットプリントが小さく、あらゆるクロック速度の 8/16/32 ビット MCU で動作できます (性能にもリアルタイム性能にも影響されません)。
CC3120R デバイスは、レイアウトが容易な VQFN パッケージで供給され、さまざまなツールとソフトウェア、サンプル・アプリケーション、ユーザーおよびプログラミング・ガイド、リファレンス・デザイン、TI E2E™ サポート・コミュニティを含む、完全なプラットフォーム・ソリューションです。CC3120R は SimpleLink MCU エコシステムの製品です。