パッケージ情報
パッケージ | ピン数 QFM (MON) | 63 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 600 | LARGE T&R |
CC3220MODA の特徴
- CC3220MODx は、SimpleLink™ Wi-Fi シングル・チップ・ワイヤレス・マイコンで構成されるワイヤレス MCU モジュールのファミリです。CC3220MODS および CC3220MODAS モジュールは CC3220SM2ARGK ワイヤレス MCU で構成され、CC3220MODSF および CC3220MOASF モジュールは CC3220SF12ARGK ワイヤレス MCU で構成されます。完全に統合された、産業用温度グレードのグリーン・モジュールで、必要なクロック、SPI フラッシュ、パッシブをすべて内蔵
- CC3220MODAx モジュールは、ホスト・システムへ簡単に統合できるよう内蔵アンテナを搭載
- CC3220MODx および CC3220MODAx SimpleLink™ Wi-Fi® ワイヤレス MCU システム・オン・チップ (SoC) は、2 つの独立した実行環境を持つシングル・チップを内蔵:
- ユーザー・アプリケーション専用の Arm Cortex-M4 MCU
- すべての Wi-Fi およびインターネット論理レイヤを実行するネットワーク・プロセッサ MCU
- FCC、IC、CE、MIC、SRRC 認定済み
- Wi-Fi Alliance のメンバーは Wi-Fi CERTIFIED™ モジュール証明書の転送を要求可能
- 1.27mm ピッチの QFM パッケージにより組み立てが簡単で、低コストの PCB を設計可能
- アプリケーション MCU サブシステム:
- 80MHz の Arm® Cortex®-M4 コア
- 組み込みメモリ:
- CC3220MODS および CC3220MODAx バリエーションは 256KB の RAM を内蔵
- CC3220MODSF および CC3220MODASF はフラッシュ・ベースの MCU で、1MB のフラッシュと 256KB の RAM を内蔵
- ROM にペリフェラル・ドライバを内蔵
- McASP は 2 つの I2S チャネルをサポート
- SD
- SPI
- I2C
- UART
- 8 ビットの 同期イメージ・インターフェイス
- 4 つの汎用タイマ (GPT) 、16 ビット PWM モード搭載
- 1 つのウォッチドッグ・タイマ・モジュール
- 4 チャネル、12 ビットのアナログ / デジタル・コンバータ (ADC)
- デバッグ・インターフェイス:JTAG、cJTAG、SWD
- Wi-Fi ネットワーク・プロセッサ・サブシステム:
- Wi-Fi® インターネット・オン・チップ™専用 Arm® MCU が、Wi-Fi およびインターネット・プロトコル処理の負荷をアプリケーション MCU から完全に解放
- Wi-Fi® モード:
- 802.11b/g/n ステーション
- 802.11b/g/n アクセス・ポイントで最大 4 つのステーションをサポート
- Wi-Fi Direct クライアントおよびグループ・オーナー
- WPA2™ パーソナルおよびエンタープライズ・セキュリティ:WEP、WPA™、WPA2 PSK、WPA2 エンタープライズ (802.1x)、WPA3™ パーソナルおよびエンタープライズ
- IPv4 および IPv6 TCP および IP スタック
- 業界標準の BSD ソケット・アプリケーション・プログラミング・インターフェイス (API):
- 16 の TCP または UDP ソケットを同時に使用可能
- 6 つの TLS および SSL ソケットを同時に使用可能
- IP アドレッシング:StaticIP、LLA、DHCPv4、DHCPv6 と重複アドレス検出 (DAD)
- SimpleLink™ テクノロジ接続マネージャによる自律的で高速な Wi-Fi 接続
- SmartConfig™ テクノロジ、AP モード、WPS2 オプションによる柔軟な Wi-Fi プロビジョニング
- 内部 HTTP サーバーを使用する RESTful API サポート
- 専用ネットワーク・プロセッサ上で組み込みネットワーク・アプリケーションを実行
- 広範なセキュリティ機能:
- ハードウェアの特長:
- 独立した実行環境
- デバイス ID
- ハードウェア暗号化エンジンによる先進の高速セキュリティ:AES、DES、3DES、SHA2、MD5、CRC、チェックサム
- 初期セキュア・プログラミング:
- デバッグ・セキュリティ
- JTAG およびデバッグ・ポートをロック
- パーソナルおよびエンタープライズ Wi-Fi セキュリティ
- セキュア・ソケット (SSLv3、TLS1.0、TLS1.1、TLS1.2)
- ハードウェアの特長:
- ネットワーク・セキュリティ
- HTTPS サーバー
- 信頼済みルート証明書のカタログ
- TI 信頼ルート公開キー
- SW IP 保護:
- セキュアなキー・ストレージ
- ファイル・システムのセキュリティ
- ソフトウェアの改ざん検出
- 複製保護
- セキュア・ブート:ブート時にランタイム・バイナリの整合性と正当性を検証
- 専用ネットワーク・プロセッサ上で組み込みネットワーク・アプリケーションを実行:
- HTTP および HTTPS Web サーバーと動的なユーザー・コールバック
- mDNS、DNS-SD、DHCP サーバー
- Ping
- 回復機構:出荷時デフォルトまたは完全な出荷時イメージに回復可能
- Wi-Fi TX 出力:
- 1DSSS で 17.0dBm
- 54OFDM で 13.5dBm
- Wi-Fi RX 感度:
- 1DSSS で –9 5.0dBm
- 54OFDM で –73 .5dBm
- アプリケーションのスループット:
- UDP:16Mbps
- TCP:13Mbps
- パワー・マネージメント・サブシステム:
- 電源電圧範囲の広い内蔵 DC/DC コンバータ
- VBAT:2.3~3.6V
- 高度な低消費電力モード:
- シャットダウン:1µA
- ハイバネーション:5µA
- 低消費電力ディープ・スリープ (LPDS):135µA (CC3220MODS および CC3220MODSF で、256KB RAM の保持時に測定)
- RX トラフィック (MCU がアクティブ、54OFDM の場合):59mA (CC3220MODS で測定、CC3220MODSF および CC3220MODASF では消費電流が 15mA 増大)
- TX トラフィック (MCU がアクティブ、54OFDM、最大出力の場合):223mA (CC3220MODS で測定、CC3220MODSF および CC3220MODASF では消費電流が 15mA 増大)
- アイドル接続時 (MCU が LPDS、DTIM = 1 の場合):710µA (CC3220MODS および CC3220MODSF で、256KB RAM の保持時に測定)
- 電源電圧範囲の広い内蔵 DC/DC コンバータ
- 追加の内蔵コンポーネント:
- 40.0MHz 水晶振動子
- 32.768kHz 水晶振動子 (RTC)
- 32Mbit の SPI シリアル・フラッシュ
- RF フィルタおよび受動部品
- フットプリントが互換の QFM パッケージ
- CC3220MODx:1.27mm ピッチ、 63 ピン、20.5mm × 17.5mm
- CC3220MODAx:1.27mm ピッチ、 63 ピン、20.5mm × 25.0mm
- 動作温度:
- 周囲温度範囲:–40℃~+85℃
- SimpleLink 開発者エコシステムによるサポート
CC3220MODA に関する概要
完全にプログラム可能で、Wi-Fi 接続機能が内蔵された、FCC、IC、CE、MIC、SRRC 認定済みワイヤレス・マイクロコントローラ (MCU) モジュールを使用して、設計を開始できます。IoT 用に開発されたテキサス・インスツルメンツ™の SimpleLink™ CC3220MODx および CC3220MODAx モジュール・ファミリは、物理的に分離された 2 つのオンチップ MCU を統合したワイヤレス・モジュールです。
- CC3220SF バリエーションには、アプリケーション・プロセッサとして、ユーザー専用の 256KB の RAM と、1MB の XIP フラッシュを搭載した Arm® Cortex®-M4 MCU が内蔵されています。
- ネットワーク・プロセッサ MCU が、すべての Wi-Fi® およびインターネット論理レイヤを実行します。この ROM ベースのサブシステムには、802.11b/g/n 無線、ベースバンド、MAC が含まれ、強力な暗号化エンジンが搭載されているため、256 ビットの暗号化を使用して、高速でセキュアなインターネット接続が可能です。
CC3220MODx および CC3220MODAx ワイヤレス MCU ファミリは、TI 製の第 2 世代 Internet-on-a chip™ ファミリのソリューションの一部です。この世代では、モノをインターネットへさらに簡単に接続できるよう、新しい機能や能力が取り入れられています。次のような新機能が搭載されています。
- IPv6
- 拡張 Wi-Fi プロビジョニング
- 最適化された低消費電力管理
- 拡張されたファイル・システムのセキュリティ
- 最大 4 つのステーションとの Wi-Fi AP 接続
- BSD ソケットの同時オープン数の増大 - 最大 16 の BSD ソケット (うち 6 つはセキュアな HTTPS をサポート)
- HTTPS のサポート
- RESTful API のサポート
- 非対称キー暗号化ライブラリ
電源管理サブシステムには、内蔵の DC/DC コンバータが含まれており、広範な電源電圧に対応できます。このサブシステムにより、低消費電力のディープ・スリープ、RTC 使用のハイバネーション (消費電流はわずか 5µA)、シャットダウン・モード (消費電流はわずか 1µA) などの低消費電力モードを使用して、バッテリ駆動時間を延長できます。
このモジュールには、高速なパラレル・カメラ・インターフェイス、I2S、SD、UART、SPI、I2C、4 チャネルの ADC など、広範なペリフェラルが搭載されています。
SimpleLink CC3220MODx および CC3220MODAx モジュール・ファミリには、CC3220MODS、CC3220MODSF、CC3220MODA、CC3220MODASF の 4 種類のモジュール・バリエーションがあります。
- CC3220MODS および CC3220MODAS モジュールには、コードおよびデータに使用される、アプリケーション専用の 256KB の RAM が内蔵されています。さらに、CC3220MODAS には内蔵アンテナが搭載されています。
- CC3220MODSF および CC3220MODASF モジュールには、アプリケーション専用の 1MB のシリアル・フラッシュと、コードおよびデータ用の 256KB の RAM が内蔵されています。さらに、CC3220MODASF には内蔵アンテナが搭載されています。
これら 4 つのモジュールには、40MHz の水晶振動子、32.768kHz の RTC クロック、32Mb の SPI シリアル・フラッシュ、RF フィルタ、受動部品が組み込まれています。また、これらのモジュールには暗号化および認証付きのファイル・システム、ユーザー IP の暗号化および認証、セキュア・ブート (フラッシュのブート時にアプリケーション・イメージの認証および整合性検証を行う)、などの追加セキュリティ機能があります。
CC3220MODx および CC3220MODAx デバイスは、Wi-Fi、Bluetooth Low Energy、サブ 1GHz、ホスト MCU で構成される SimpleLink™ MCU プラットフォームの一部です。これらはすべて、シングルコアのソフトウェア開発キット (SDK) と豊富なツール・セットを持つ、共通の使いやすい開発環境を共有しています。SimpleLink プラットフォームの統合を 1 回行うだけで、どのようなデバイスの組み合わせでも、ポートフォリオから自分の設計に追加できます。SimpleLink プラットフォームの最終的な目標は、設計の要件が変化したとき、コードを 100% 再利用可能にすることです。
CC3220MODx および CC3220MODAx モジュール・ファミリは、ソフトウェア、サンプル・アプリケーション、ツール、ユーザーおよびプログラミング・ガイド、リファレンス・デザイン、E2E™ オンライン・コミュニティを含む、完全なプラットフォーム・ソリューションです。このモジュール・ファミリは、SimpleLink™ MCU ポートフォリオの一部でもあり、SimpleLink™ 開発者エコシステムをサポートしています。詳細については、www.tij.co.jp/simplelink をご覧ください。