パッケージ情報
パッケージ | ピン数 FCCSP (ABL) | 161 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 105 |
パッケージ数量 | キャリア 176 | JEDEC TRAY (10+1) |
IWR1443 の特徴
- FMCWトランシーバ
- PLL、トランスミッタ、レシーバ、ベースバンド、ADCを内蔵
- 76~81GHz帯で連続帯域幅4GHz
- 4つの受信チャネル
- 3つの送信チャネル(2つを同時に使用可能)
- フラクショナルN PLLを使用した超高精度のチャープエンジン
- TX電力: 12dBm
- RXノイズ指数:
- 14dB (76~77GHz)
- 15dB (77~81GHz)
- 1MHzでの位相ノイズ:
- -95dBc/Hz (76~77GHz)
- -93dBc/Hz (77~81GHz)
- 較正および自己テストを内蔵
- ARM® Cortex®-R4Fを搭載した無線制御システム
- 内蔵ファームウェア(ROM)
- 周波数および温度での自己較正システム
- 組み込み機器向けのオンチップ・プログラマブル・コア
- 200MHzクロックで動作するCortex®-R4Fマイクロコントローラを内蔵
- オンチップ・ブートローダにより、自律モード(QSPIフラッシュ・メモリからのユーザー・アプリケーションのロード)をサポート
- 内蔵ペリフェラル
- ECC付き内部メモリ
- レーダー・ハードウェア・アクセラレータ(FFT、対数振幅の計算など)
- 内蔵タイマ(ウォッチドッグおよび最大4つの32ビットまたは2つの64ビット・タイマ)
- I2C (マスタ・モードとスレーブ・モードをサポート)
- 2つのSPIポート
- CANポート
- 最大6つの汎用ADCポート
- 高速データ・インターフェイスにより分散アプリケーションをサポート
- ホスト・インターフェイス
- SPIを介した外部プロセッサとの制御インターフェイス
- MIPI D-PHYおよびCSI2 V1.1を介した外部プロセッサとのデータ・インターフェイス
- フォルト・レポート用の割り込み
- IWR1443の高度な機能
- ホスト・プロセッサの介在を伴わない組み込み自己監視機能
- 複素ベースバンド・アーキテクチャ
- 内蔵された干渉検出機能
- 電源管理
- 内蔵されたLDOネットワークによりPSRRの向上を実現
- I/Oがデュアル電圧3.3V/1.8Vに対応
- クロック・ソース
- 40MHzの外部発振器をサポート
- 40MHzの外部駆動クロック(方形波/正弦波)をサポート
- ハードウェア設計が簡単
- 0.65mmピッチ、161ピン、10.4mm×10.4mmのフリップチップBGAパッケージにより組み立てが簡単で、低コストのPCBを設計可能
- 小型ソリューション
- 動作条件
- 接合部温度範囲: -40℃~105℃
IWR1443 に関する概要
IWR1443は、FMCWレーダー・テクノロジを採用した統合型シングルチップ・ミリ波センサであり、最高4GHzの連続チャープにより76~81GHz帯で動作可能です。TIの低消費電力45nm RFCMOSプロセスで製造されるこのソリューションは、超小型のフォームファクタで、かつてないレベルの統合を実現しています。IWR1443は、ビル・オートメーション、ファクトリ・オートメーション、ドローン、マテリアル・ハンドリング、交通監視、サーベイランスといった産業アプリケーションにおける、低消費電力で自己監視機能を備えた、超高精度の産業用レーダー・システムに最適なソリューションです。
自己完結型のシングルチップ・ソリューションであることから、76~81GHz帯のミリ波センサを簡単に実装できます。PLLおよびA/Dコンバータを内蔵する3TX/4RXシステムのモノリシック実装を実現しています。複素FFTおよびCFAR検出をサポートする、完全に構成可能なハードウェア・アクセラレータも搭載しています。また、2つのARM R4Fプロセッサ・サブシステムを搭載しており、一方のプロセッサ・システムはマスタ制御と追加アルゴリズム用、もう一方のプロセッサ・サブシステムはフロントエンドの構成、制御、較正用となります。プログラミング・モデルを変更するだけで、さまざまなセンサを実装でき、マルチモード・センサの実装においては動的再構成にも対応します。また、リファレンス・ハードウェア・デザイン、ソフトウェア・ドライバ、サンプル構成、APIガイド、トレーニング、ユーザー・マニュアルを含む、完全なプラットフォーム・ソリューションとして供給されます。